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私の言葉を聞いた瞬間、遥はもう一度、今度は噛みしめるように私を強く抱き寄せた。


耳元で、遥の熱い、少し荒い吐息が聞こえる。


​「……おせーよ。どんだけ待たせんだ、バカ……。……俺だって、お前以外の奴と見る景色なんて、一つも興味ねーよ」


​ 遥の不器用で、でも剥き出しの言葉。


私たちはしばらくの間、水族館の閉館を告げるチャイムが遠くで響くまで、そうして互いの体温を確かめ合っていた。

となりの加賀美くん

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