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SnowMan story

SnowMan story

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第5話

♥

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2024年02月12日

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〜向井side〜

どうも!みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二です!

今日はお昼から俺はYouTubeの収録や!

しかもメンバーがふっかさんとさっくんとめめと俺……せやで!ドラマ班+監督や!

めちゃ楽しい収録になるやろうな〜

俺はめっちゃテンション高めに事務所に向こうたんやけど何やら問題が…

向井「ふっかさん、めめおつかれさん!どしたん?」

目黒「…康二お疲れ。」

深澤「お疲れ様〜」

2人とも俺に挨拶をしてくれたんやけどなんか元気あらへんな…

深澤「…なぁ、佐久間からなんか連絡来てない?」

向井「…え?なんもきとらんけど……」

さっくんたしか午前中はソロラジオの収録やったはずやけど…

深澤「…そっか。じゃやっぱり休んでんのかな…」

向井「…え?休み?さっくんが?」

さっくんソロラジオの時は大好きな声優さんとお話できるからってめちゃくちゃテンション上がってるんやけど。…風邪でも引いちゃったんかな?💦でも今の…

向井「…ふっかさんその言い方…」

深澤「うん。そうなんだよ。なんも連絡が来てないらしいんだよ。」

向井「え…?」

いくらなんでも連絡もしないで仕事を休むさっくんなんて想像出来へんな…

目黒「俺達もずっと佐久間くんに電話かけてるんだけど全然繋がらなくて…」

向井「…ホンマや」

ふっかさんとめめの電話の履歴を見せてもろうたら2人とも結構な回数をさっくんにかけとるのに折り返しがない…

向井「…おかしない?」

深澤「…うん。」

目黒「………………。」

さすがにこんな数の電話がかかってきたら出ない方が不思議やしなんかあったんか不安になる…

深澤「…行ってみるか。佐久間の家に。」

目黒「…うん。行こうよ。」

朝から連絡が取れへんのなら今日の収録は中止になりそうやし心配やから行ってみるしかないよな…

深澤「ん?照?」

そこにふっかさんのスマホに新しく着信が入った。どうやら照兄からやしい。

でも照兄は今日ラウールとともにオフやったはず…

深澤「…え?どういう事?」

照兄と電話しとるふっかさんがすごい驚いとる…。やっぱりなんかあったんやないかな…

目黒「ふっかさん。岩本くんなんて?」

深澤「…なんか阿部ちゃんと連絡が取れないってマネージャーから電話があったみたいで。ラウールと阿部ちゃん家に行ったんだけど誰もいなかったらしい…」

向井「…え?家におらへんの?」

深澤「…らしいよ。何回呼んでも阿部ちゃんから返事無かったって。」

…嘘やん…さっくんだけやなくて阿部ちゃんまで?

そこにまたふっかさんのスマホが震えた。今度はしょっぴーからやった。

渡辺「なあ、涼太知らない?今日ラジオ涼太となんだけど来ないんだけど…」

深澤「…え?まじ?」

渡辺「…ああ。ん?なんかあったのか?」

ふっかさんの返しを不思議に思ったしょっぴーが聞き返してふっかさんが説明してあげてる。

渡辺「…まじかよ。俺涼太ん家行ってみるわ。」

深澤「頼むわ。」

急遽ラジオ収録が中止になったしょっぴーが舘さん家に向こうてくれるみたい。

目黒「舘さんも…?」

深澤「…そうみたい。」

向井「…やっぱりなんか…あったんかな…?」

一気に3人も居なくなるなんて絶対おかしい…

深澤「…よし!今すぐ行こう。佐久間の家。」

俺らも収録が中止になったから急いで準備してさっくん家に向こうた。


〜目黒side〜

佐久間くんだけじゃなくて阿部ちゃんと舘さんとも連絡が取れなくなってしまった。それを聞いて不安が募る。

康二が運転してくれて俺は後ろに乗って流れる景色を見つめながら3人の無事を願って静かに座る。

向井「着いたで!」

深澤「康二サンキュー!」

しばらく車を走らせていると佐久間くんの家に着いた。

深澤「佐久間?いるか?」

向井「さっくん!」

目黒「佐久間くん!」

玄関をノックしながら佐久間くんのことを呼ぶけど本当に返事がない。

飼っている保護猫のシャチとツナの鳴き声しか聞こえない。

向井「…嘘やん。…ホンマにおらんのか…」

深澤「…どこ行ったんだ…?昨日の今日で居なくなるわけ…あ。」

目黒「…ふっかさん?」

…何か心当たりがあるのかふっかさんが驚いた顔をしてる。

…それになんかすごい嫌な予感がする。

まさか敵に襲われてさらわれたんじゃ…。

深澤「…康二1つ行きたいところがあんだけど…」

向井「…え?」

ふっかさんが言うには昨日の仕事の時早めに終わりそうだから買い物に行こうと佐久間に電話したみたい。

深澤「…なんで忘れてたんだ?…急に眠くなって…そしたら何も覚えてなかった…」

目黒「…それ、敵に記憶を…」

でも、それなら昨日ふっかさんは佐久間くんに電話してて佐久間くんはそこに向かったって可能性もある。

向井「…なら行ってみようや!」

俺たちは再び車に乗り込んで昨日のふっかさんの仕事現場に向かった。


〜深澤side〜

康二の運転で昨日俺が仕事してた現場に着いた。

深澤「…なんも異常はねーか。」

辺りを歩いてなにかないかと探すものの特に変わったことは無かった…けど…

向井「ふっかさん!めめ!これさっくんの車やない?」

目黒「…ほんとだ。」

深澤「…やっぱり来てたんだ。」

康二が見つけたのは佐久間の愛車。それは佐久間が自分で車を運転して来てくれたって事だ。

目黒「…じゃあ佐久間くんここで何者かに襲われた…」

俺が出てくるのを待ってる間に襲われたんだ。…くそ。なんで眠ってしまったんだ!敵の攻撃に気がついていれば…!

目黒「…ふっかさん、気持ちは分かります。…けどとにかく今は佐久間くんを探しましょう。」

向井「せやで。手がかりは見つかったんやし、警察にも事務所にも電話してみんなで探せばきっとさっくんは見つかるよ。」

気が付かなかった自分にイラついていた俺に言葉をかけてくれためめと康二。…年下に慰められるとか恥ずかしし情けない。…頼れる弟たちだよ、ほんとに…

けどその通りだ。手がかりを掴めたんだからきっと佐久間は見つけられる。

俺はスマホを取りだして警察と事務所に電話をかけようとしたそのとき…

?「残念ですがお仲間は見つかりませんよ。」

深澤「…え?」

向井「なんや!?」

目黒「………………!」

いきなり怪しい男が現れて声をかけてきた。…なんだこいつ…。表情がなんも無い…。人間じゃない…。

その男の雰囲気に怯んで動くことが出来なくなってしまった俺たち。

深澤「…佐久間のこと。なんか知ってんのか?」

さっき言っていた言葉が気になって問いかける。コイツは俺たちのことを知っている…

そしてコイツの怪しい雰囲気…。コイツが佐久間を襲った犯人だ。

?「知ってますよ。SnowManの深澤辰哉さん、向井康二さん、目黒蓮さん。」

向井「…え?」

目黒「…なんで…俺たちのことを。」

…やっぱりな。

深澤「…で?お前は何者だ?」

ルルギア「私はルルギアと申します。以後お見知り置きを。」

ルルギアと名乗ったその男はめちゃ丁寧に話すけど不気味な雰囲気を感じる。

ルルギア「私はシャドー王国、シャドー様の1番の下僕。」

向井「…なんやそれ?」

シャドー王国にシャドー様?…訳わかんねぇ!

目黒「何が目的だ!佐久間くんたちはどうしたんだ?」

ルルギア「我々はシャドー様の完全復活の為、そしてシャドー王国がこの世界を闇に変え、滅ぼす為にこちらに参りました。」

深澤「…は?」

向井「…え?」

目黒「…世界を…滅ぼす?」

シャドー王国は世界を滅ぼそうと企んでいる奴らでシャドーというのがそいつらのボスって事だった。

深澤「…じゃあ佐久間たちのことを…」

ルルギア「ええ。その通りです。佐久間大介さん、阿部亮平さん、宮舘涼太さんには我々の配下に加わっていただきました。」

深澤「………………! 」

向井「…なんやと!?」

目黒「…まさか。」

佐久間も阿部ちゃんも舘さんも既に奴らの手に落ちた…?…まさか…

ルルギア「ふふふふふ。信じられないと言う表情ですね。」

ルルギア「良いでしょう、見せて差し上げますよ。おいでなさい。」

俺たちの顔色を見てルルギアは笑ってるのか分からない不気味な顔を向けて誰かを読んだ。

向井「…さっくん…?」

目黒「…佐久間…くん…」

深澤「…佐久間…」

俺たちの前に現れたのは…佐久間だった。

…けどアイツと同じく表情がなくて眼に光もないし不気味な雰囲気が漂ってる。…俺たちが知っている佐久間じゃなかった。

向井「…嘘やろ…さっくん…」

目黒「………………。」

佐久間をみて康二は泣きそうになってるしめめも信じられないという感じで呆然と立ち尽くしている。…俺もだけど。

ルルギア「これでお分かりいただけましたか?…では今日は挨拶だけですので。」

向井「…さっくん!待ってや!」

目黒「佐久間くん!本当に俺たちのこと…」

深澤「…佐久間…!」

そう言って黒い穴を出して帰ろうとしているのを止めたけど俺たちの声にも何も反応せずにそのまま行ってしまった…。

向井「…さっくん…(´;ω;`)」

目黒「…っく。」

康二はもう涙が止まらずに泣き始めてめめは唇をかみ締めて両手を強く握りしめている。

深澤「…とにかく帰ろう。みんなに教えないと。」

俺は康二とめめを慰めた。

…俺も信じられないけど目の前に佐久間がいた…。…どう足掻いてもこれが現実だ。

泣いてる康二に変わってめめが運転を変わってくれた。

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