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さっき訪れたばかりのインターホンを鳴らし、喜びで胸を弾ませた妹たちと一緒に夕弦の家の前に立つ。こうして一緒にご飯を食べる事になるのはいつぶりだろう。
「はぁ〜い、今開けるわね〜」
と、あかるいこえがきこえ、少し待つとガチャりとドアが開いた。
「いらっしゃい、さぁ入って。手を洗ったらご飯にしましょうね!」
と、優しい笑顔で夕弦のお母さんが言った。
「はい、お世話になります。」
と頭を下げ、家に入った。
「雪ちゃんと魁君も大きくなったわねぇ〜、あんなに小さかったのにぃ〜」
そう言われ、雪と魁はえへへ、と笑った。
「夕弦君のお母さんのご飯大好き!!」
満面の笑顔で言う雪を見て、魁も負けじと
「僕の方が好きだよ!!」
と言った。
「あらぁ、嬉しいわぁ!デザートもあるからね!」
『やったぁ!!』
「お、もう来たのかぁ!」
ふと、後ろから声が聞こえた。振り向くと、さっきあった時とは違う、部屋着を着た夕弦が立っていた。
『夕弦君!』
2人は嬉しそうに目を輝かせ、夕弦に抱きついた。
「おっきくなったなぁ〜!」
「うん!雪ね、今日お友達と遊んだんだ!いいでしょ!」
「おお!いいなぁ!」
「僕もだよ!」
「お、2人とも友達たくさんいるんだな!」
『えっへん!』
「ふふ、そろそろ食べましょう!」
『はぁ〜い!!』