テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
79
59
57
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
8月。
今日も真夏の太陽がサンサンと照らしている。
空気は湿気混じりの35℃近い猛暑日。
そんな中、今日もバットにボールが当たるカキーンという音が聞こえてくる。
「飲み物くれ」
「はい、どうぞ」
「ありがと!麗奈!」
私は野球部のマネージャーをしている。
〇△高校の野球部は強豪で、1度全国優勝している。
そのため、強豪校の名誉を保つため、猛暑日の練習は欠かせない。
「一旦休憩!飲み物しっかり飲めよ〜」
顧問が汗を垂らし、野球部全体に伝える。
私はみんなの飲み物を急いで用意する。
「忙しそ。無理すんなよ。」
「わっ、びっくりした〜」
アクエリを作っていると、後ろにいたのは『芽橋 陽介』。野球部のエースであり、私の兄、『花宮 和樹』の親友だ。
「驚かさないでよ笑」
「ごめんごめん笑」
「はい、これ」
「ありがと」
それから10分ほど経ち、練習が再開した。
────1時間後
「今日の練習はここまで。夏休み最後の練習、よく頑張った。夏休み最終日まで満喫してこい!以上!解散!」
顧問に挨拶をした後、みんなが帰る準備をし始めた。私はその間、もう1人の女子マネ『田儀 唯華』と用具の片付けをしていた。
「麗奈。一緒に帰るぞ。」
遠くから兄と陽介がこっちに手を振っていた。
「はーい。ちょっとまってて!終わらせちゃうから!」
「早くしろよ〜」
ーーー数分後
「またね。唯華!お疲れ様〜!」
「おつかれ!またね〜」
唯華と挨拶を交わし、2人の元へ向かった。
「ごめん。待たせたかも。」
「いいよいいよ。」
「昼飯俺ん家で食ってく?陽介」
「あ〜食べる。いい?麗奈。」
「いいよ!なんで聞くの笑いつも堂々とお邪魔するくせに笑」
「一応?笑」
────帰宅後
「お邪魔しまーす」
「あら〜陽ちゃんまた来たのね。いらっしゃ〜い。」
私は自部屋に行き、部屋着と下着を持ち洗面所に向かった。
「私先お風呂入るけど、二人とも後で入る?」
「あ、俺入りたい」
「俺も」
「はーい。とりあえずタオル渡しとくね。汗拭いて!風邪ひく。」
「ありがと、麗奈」
数十分後、シャワーを浴び終わり部屋着に着替えていると、いい香りがしてきた。
できる限り早く着替え、髪も乾かしていない状態でリビングに向かった。
リビングに向かうと、オムライスが机の上に置いてあった。
「あ!オムライス!私お母さんのオムライス大好き〜!」
「よかったよかった。私午後からまた仕事だから3人で仲良くしてるのよ〜。 」
「いってらっしゃ〜い」
母が仕事に向かい、私たちは3人になった。
みんな椅子に座り、一斉に「いただきます」
と挨拶をしてオムライスを頬張った。
「ふ〜、ご馳走様でした。」
陽介とお兄ちゃんは二人でゲームをしている中、私はそれを見ながら洗い物をしていた。
すると陽介が口を開いた。
「ていうかさ〜。麗奈って彼氏いないの?いや、普通に気になって。」
「いないけど。バカにしてる?笑」
「ちがうちがう!単純に気になっただけだって笑」
「陽介お前狙ってんのか〜?」
私はお兄ちゃんが発したその一言で胸が跳ねた。
「そんな訳ないじゃん笑」
恥ずかしくて誤魔化してしまった。
私が誤魔化すと、陽介の口角が一瞬下がった気がした。
続く