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注意事項
・オリキャラ出ます。
・政治的、戦争賛美の意図はございません。
・作者の創る物語はほとんど同じ世界線です。
・ドイツ統一の日なのをついさっきまで気が付かず、ダラダラしてた作者の作った超短編作品です。
・慌てて書いたのでちょっとやそっとの変なところは苦情入れないでくださると誠に幸いです。
・超短編作品です。
・一部、Goog〇e大先生の知識借りて調べたものがあります。
以上の事をご理解の上、本作品をお楽しみください。
あの日、ここにあった大きく恐ろしい壁は壊され、双子は1つになった。
今日は、きっと、ほとんどの人が知っているだろうドイツ統一の日だ。
そして、俺はドイツを分割していた壁のあった場所に今、立っている。
こうして仁王立ちでもしてみれば昔は2国をまたぐような形だった。
そして、ここの近くにある西側の公園で、双子は1つになった。
今でも変わらず美しい花を咲かせているそこに、俺はそっと、シオンの花束を木の陰になっているそこに置いた。
毎年のようにこのこのシオンの花束とメッセージカードを添えた物を。
黄色の画用紙で作ったメッセージカードは、端の方が少しギザついている。
手で千切って指を切らないようにしようと、手を伸ばすと、秋の風でカードの中身が見えた。
ーー永遠に約束を守る。俺は、守り続ける。支え続ける。笑わせ続ける。だから、笑ってそっちで待っててくれ。ーー
文章を考えるのが相変わらず下手だな。
なんて事が自嘲気味な笑みと共にどこか開き直った溜息も出てくる。
取りに来る者が居ないのは知っているが、毎年俺はここに来てしまう。
泣いてもバレないように、夜中にそっと……。
そして、必ず次の日は会社を休む。
無理して笑って見せ、あの日、慰めて誓った事を俺は決して忘れない。
ーー永遠に。
俺、独華は、この魂朽ちるその時まで、己の愛する大切な者達を守り続けると何度も誓う。
シオンの花言葉
【あなたを忘れない】、【追憶】、【遠くにある人を想う】