テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
91
コメント
7件
もう第1話から心臓掴まれたわ…「泣くな。笑え!!」って自分に言い聞かせる紺くん、強すぎるし切なすぎる😭 蜜流の優しさが染みるなあ。リボン渡すシーン、ほっこりした。「村を出る」って決意、めっちゃカッコよかった!続きが気になる🔥
英雄への道・第一話
「幸せ?」
幸せってなんだろう。時々そう思う
パシンッ「い”ッ…」
俺の名前は蜂須賀 紺
癖っ毛が鬼みたいで村の人から嫌われている。
「や〜い鬼の子〜」
「なんて醜い子なの…」
「キッショみんなよ」
今日も引っ叩かれたところがジンジンと痛む。
(泣いたら負け泣くな。泣くな。笑え!!)
ニコ
「何笑ってんだよ!!気持ち悪い!!」
バシンッ
いってぇ
「お子様かよバーカ」
あ。言ってしまった。
「!?うるせぇんだよ!!」
ボコッゲシッ…
数分後
(やっと終わったー…くそ傷が染みるなぁ)
「紺くーん!!」
家に帰る途中声を掛けられた。振り向くと千歳 蜜流が立っていた。俺の勇逸の友達だ。
「あ…蜜流」
「わぁ…紺くんまた傷増えちゃってるよ?手当てしたいから座って!」
毎回心配されてる。どれだけ心配症なんなんだ。
「よしっと!紺くんできたよ!!あ…そうだ!紺くんに渡したい物があるんだよね!!」
何だろうと渡された物はなんと鈴付きのリボンだった。いやいやこれどう見ても女の子用だ。蜜流は俺の性別を忘れたのか?
「紺くんに似合うと思って!!その髪だけ長いじゃん?だから三つ編みにしたらどうかなーって思って」
「ん。ありがとう」
照れながら付ける俺。何やってんだ…
「なぁ蜜流」
「どうしたの?」
ふと俺は声をかける。もし鬼がいるのであれば。アイツらが一生頭の上がらない英雄になれば良いと。そう思ったのだ。
「俺…村を出る。」
第一話完