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久しぶりにめいさんのお話を読んだ気分笑 今のアカウントを他の人も見つけられるといいですね! いくら読んでもめめあべはてぇてぇ😇
大「ねぇーねぇー、照にぃ?」
照「ん?なに、どうしたの?」
自室で宿題を終わらせていると後ろの方から
声をかけられ振り返ると手元に本を持ったまま遠慮がちにコチラを覗いている大介と目があった
大「あっ、あのねっ、これぇ、…」
照「…お花?」
大「大ちゃん、これほしいのどこに売ってるかなぁ」
一体何がほしいと言うのかと思えば
大介が指さしたのは白色の小さな花びらが幾つにもついて可愛らしく咲いているかすみ草だった。
照「なんでお花が欲しいわけ?しかもかすみ草なの?」
大「あのね、ママが好きなお花なんだって!」
照「母さんが?」
大「うん!だから大ちゃんママにあげたくて!」
照「そういうことか…いいよ次の休みの日一緒に探しに行こっか」
大「ほんと⁉︎ママには内緒にしててね!」
照「わかったわかった笑」
康「大ちゃーんあそぼー!」
照「ほら康二呼んでるから行ってあげな」
大「うん!てる兄ありがとぉ!」
可愛い弟と秘密の約束を交わし思わず少し頬が緩んでしまう
母さんかすみ草の花が好きだったんだよく大介覚えていたな…
次の休みの日に大介とかすみ草の花を買いに行く予定を入れもう一度机と向かい合い宿題を片すことにした
………………………………………………………
大「照にぃっ、照にぃっ、コソッ」
照「んっ、んー?大介?」
大「おはよぉ、コソッお花屋さんいこぉ?」
照「んー、今何時?コソッ」
大「えっとねぇ、8時だよぉ!コソッ」
照「…まだ寝れるじゃん…」
休日の朝からこいつは本当元気だな
まだ朝の8時だよ?母さんですら起きてねぇよ
でも早く行きたいんだろうもう着替えもバッチリ終わらしており瞳を大きく開けてまだかまだかと待っている
照「とりあえず準備するから待っててくれる?」
大「わかった!」
照「携帯と、財布…あっ、あとこれも…」
大「照にぃ、ママ喜んでくれるかなぁ」
照「…喜んでくれるよ母さんならなんでも喜んでくれるって」
大「大ちゃん可愛いの選んであげるんだぁ!」
照「ん、楽しみだね」
大「うん!」
よしっ、準備終わったって言うと同時に大介は玄関まで小走りで走って行く。
お気に入りのスニーカーを履いていざお出かけ開始です
大「どこまでいくのー?」
照「んー、まだ早いからな〜…あっ、朝ごはん食べてこ」
大「やったぁ!大ちゃんお腹ぺこぺこ!」
照「よし、じゃあ朝ごはん食べるか」
駅の近くのハンバーガー屋さんに入りいつもは
食べれないようなものを2人で頼みお腹を満たして元気チャージしたら2人だけの冒険が始まった
近くにお花屋さんがないから少し遠いけど
電車に乗ってショッピングモールに行く事にした。
大「大ちゃん達のお家がちっちゃい!」
照「本当だ小さいね笑」
大「ママたちもう起きてるかなぁ…」
照「あ、連絡するの忘れてた」
大「えっ、言っちゃうの⁉︎⁇」
照「お花買う事は言わないけどお出かけ行ってるとは言わないとママ心配するでしょ?」
大「そっかぁ、わかった!照にぃ言っていいよ!」
照「ん、ありがとね」
母さんに連絡をすると最初は戸惑っていたけど
多分大介もなんかあるんだろうと許してくれた
はー、緊張した…
照「あ、ついたよ大介!」
大「やったぁ!お花!」
照「お花屋さんは、一階にあるみたい」
大「お花の後他のお店見てもいい?」
照「もちろんいいよ」
一階のフロアにあるお花屋さんに入ると
沢山のお花が綺麗に咲いてあり1つ1つが綺麗で思わずすべてほしくなってしまうくらい
大「たくさんお花あるねぇ…」
照「ね、かすみ草あるかな?」
大「かすみ草…あっ、あったぁ!」
店「お花お決まりですか?」
大「あっ、あのね、このお花ください!」
店「かしこまりましたどのくらいの大きさにしますか?」
照「あー、そこまで大きくないくらいのブーケでお願い出来ますか?」
店「かしこまりました、因みにこちらのお花プレゼントですか?」
大「そうなの!ママにあげるんだぁ!」
店「きっと喜ばれますよかすみ草の花言葉は感謝、無邪気、無垢の愛なんですよ」
照「へぇ、…そんな花言葉があったんだ…」
大「ママみたいなお花だねぇ!」
照「そうだね笑」
たわいもない会話をしてるとあっという間に
ブーケを作ってくれ笑顔でこちらに渡してくれた
大「ママに早くかすみ草渡したいなぁ」
照「じゃ、帰るか」
大「んふふっ、うん!」
……………………………………………………
大「ただいまぁ!」
照「ただいまー」
阿「おかえりー、お出かけ楽しかった?」
大「あのねっ、ママはいっ!」
阿「へっ、かすみ草⁉︎⁇」
大「大ちゃんからのプレゼント!」
阿「うわぁ、すっごい綺麗…ありがと大介!」
照「よかったな大介」
大「うん!」
阿「でもよくかすみ草が好きだなんてわかったね」
大「パパとお話ししてたでしょ?そん時に聞いたの!」
阿「あ、あの時に?よく覚えてたね」
照「ほんとよく覚えてるよね笑」
大「ママ、お花嬉しい?」
阿「うん!すっごい嬉しいよありがと!」
大「んふふっ!大ちゃんも嬉しい!」
たまには弟のために何かしてあげるってことも
いいかもしれない
まぁ、あんまり無茶なお願いじゃなかったらの話だけどね
翔「てゅにぃ!しょたこれほちぃ!」
涼「りょたこれぇ!」
照「なに?ぬいぐるみと…包丁?え、涼太包丁なんてほしいわけ?」
涼「りょたもぉ!」
照「いやいやいや、無理だから諦めてください」
涼「てゅにぃ!」
照「えっ、えぇー?」
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次回作…翔太と照にぃ