⚠アルフレッド目線に戻る
第9話
日本に呼ばれて来てみたけど…何なんだろう?
「キク!!!来たんだぞー!!! 」
本当は、会いたくない
けど来なかったら嫌われる気がして…
「す、すいません、アメ…アルフレッドさん…!
遅れました!」
「君、その格好…」
いつものユカタじゃない…?
「えぇ、アルフレッドさんのお家の
お洋服みたいなのを見つけたので…
買ってみたのです…似合わないでしょうか…?」
似合ってる
すごい
かっこいい
いつもと違う
「すっごい似合ってるんだぞ!」
「ありがとうございます」
そう言うと、キクは ふふ、と笑ってくれた
「で、どうして俺を呼んだんだい?」
「今日は…一緒にお出かけしませんか?」
「お出かけ…?」
なんで急に…?
もしかして、心配かけた…とか…?
「えぇ、アルフレッドさんが
気に入るような場所を見つけたんです…!
これです、これ!」
そう言うと、キクは写真を見せてきた
「…東京都 四谷の須賀神社?
って…あの映画の聖地じゃないか!!!」
「はい、気に入ると思いまして、!
色々な聖地を今日は行きましょう…!」
やった、憧れてたんだ…
いつもみんなと一緒で見かけても…
写真なんて撮れなかったから
「うん、行く!」
「楽しかったし、沢山写真撮れたんだぞ!」
「私も…そこまで行ってなかったので…
いい思い出になりました…!
最後に、目を閉じて私についてきてください…!」
…?なんだろう…
俺はキクに言われたまま目を閉じた
「目を開けてください…」
俺が目を開けると同時に
ばん、と空に花が咲いた
「綺麗…」
「サマーナイトファイヤ、と言うんですよ、」
「これも…」
「はい、あの映画の聖地です」
凄い、
俺、こんなにいい思いしていいのか…?
「…えと、キク…今日はありがとうなんだぞ…」
「いえ、こちらこそ、また遊びましょう 」
“また”?
「い、いいのかい?」
「もちろんです…! 」
嬉しい…
「ありがとう、!また遊ぼう!」
「はい!」
手を振って、俺とキクは別れた
楽しかったな、
俺がそう思ってると電話がきた
「もしもし…?」
「もしもしアルフレッド〜? 」
「フランシス、どうしたんだい?」
「明日俺ん家集合ね〜?じゃ、」
「え、ちょ… 」
ぶつ、と俺の答えなど聞かずにフランシスは
電話を切った
「まったく…彼らしいや」
俺は笑って家に帰った
コメント
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着物じゃない祖国… なんかほのぼのって感じでサイコーです 幸せそう…なんかこういうのも癒されますね 続きが楽しみです…無理せず頑張って下さい!