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甲斐田晴side
当の本人は呑気に今日も
スマホゲームをしている。
晴「それ楽しい?」
湊「めっちゃ楽しいで。やってみる?」
そう言ってアニキは僕に携帯を差し出した。
画面を見てみると、
バトルロイヤルゲームをやっていた。
アニキの横に一緒にうつ伏せで寝そべって
1つの画面を見る。
晴「え、めっちゃ難しそう。僕にもできる?」
湊「できるよ。こうやって、こう。」
そう言って優しく操作の仕方を教えてくれた。
アニキの指示通りにやってみた。
でも1回目は何の役にも経たず
終わってしまった。
晴「ダメだー。全然役に立てなかったです。」
湊「甲斐田、次はもっと落ち着いて
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎敵狙ってみな。」
アニキに言われた通りにしてみると
さっきよりダメージ取れたし
いい所まで生き残れた。
晴「凄い!ダメージ取れた!」
興奮気味にアニキの肩を叩くと
満更でもなさそうな顔でニヤけている。
湊「もう1回やってみたら
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎いい感じになれるかもな」
晴「取れた!アニキ!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎チャンピオン取れた!すごい!」
アニキのいう通りにしたら取れた。
興奮してはしゃいでアニキに抱きついたら
良かったなって頭を撫ででくれた。
勢いで抱きついたのはいいけど
興奮も治まってきたくらいには
アニキと見つめ合う体勢が
ちょっと気まずくなっていた。
晴「ごめん。近かったですよね。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎僕距離感バカやから
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎よくやっちゃうんですよね。」
と言ってアニキと距離をとって
途中だったゲームの画面に目を移すと
頭の上にアニキの手の感覚が
また戻ってきて再び撫でられている。
湊「いいんじゃない?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎俺はかわいいと思うよ。」
顔が熱くなるのが分かる。
アニキは今まで見たことないくらい
優しい表情で手の動きも
大事なものを撫でるみたいなくらい優しい。
晴「急になんなんですか。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎照れるじゃないですか。」
可愛くもない返ししか出来なくて、
恥ずかしさから顔を逸らした。
湊「甲斐田、お願いあるんだけど
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎聞いてくんねぇ?」
晴「チャンピオン取れたし、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎しょうがないですからいいですよ。」
湊「俺さ、あんまり寝れないんだよね。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ここに来る前まではほとんど
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎寝る時間なくて
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎体がそうなってるからしょうがないって
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎思ってたんだけど最近、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎甲斐田と一緒に寝るようになって
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎少し寝れるようになったんだよね。」
まさかの告白だった。
アニキが寝られないのは
なんとなく分かってて
一緒に暮らし始めた時は
夜型なのかなって思ってたけどある日、
夜中にトイレに起きた時も暗い部屋の中で
パソコンいじって起きてた。
その時にもしかして寝れないのかなって
思ったりしてたんだよね。
でもこれに関しても
アニキのプライベートなことだから
聞いたらダメなのかなって思って
聞かなかった。
まさかアニキの方から
話してくれると思ってなかったから
聞けて少し嬉しい。
湊「だから甲斐田にお願いなんだけど⋯
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎さっきみたいに俺を抱きしめてくんね?
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎なんか寝れそうだったんだよね。」
晴「いいですよ!
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎甲斐田がアニキの抱き枕に
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎なってあげましょう!」
アニキからお願いをされるのも
初めてだったし 頼りにされてるのかと思うと
テンションが上がった。
悩みを解消してあげたくて
アニキとベッドに並んで電気を消した。
明日は土曜日だから
ゆっくり寝られるなって思って
目を閉じてアニキに抱きついた。
アニキからは甘い匂いがした。
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