君死にたまふことなかれ__。
戦時中設定
dzl社
⚠間違っている事が書かれているかもです
dz→戸津(とず)
bn→凡太(ぼんた)
or→雪尾(ゆきお)
mn→原太(げんた)
qn→雄都(おと)
「母上。 行って参ります。 凡太も、弟たちをよろしく頼む。」
そう言い残し、私は玄関を出た。
もしかしたら今日が会える最期の日かもしれない、と思うと思わず視界がゆらぐ。
冷たい朝の風が私の頬を撫でる。冬が近づいている。
家の前の道では、同じように出征する青年たちが列をなしていた。
みんな笑顔で家族に手を振っている。
しかし、笑顔の奥には震えるものがある。__私はそれが見えた
駅までの道を歩きながら、靴底にまとわりつく砂の感触を覚えている。
あの感触だけは、いまだに忘れられない。
徴兵令が出てから、町の空気はどこか乾いていた。
誰もが笑ってはいたが、その笑みはどこかぎこちなかった。
「国のために。」――その言葉だけが、心を縛る鎖のように重くのしかかる。
出発の日、弟たちは門の外で手を振っていた。
幼い雄都は泣いていたが、凡太は無理に笑っていた。
「兄上、すぐ帰ってくるんでしょう?」
――あの時、どうして嘘をつけなかったのだろう。
汽車の窓から見える町が小さくなる。
見慣れた屋根、あの桜の木、そして母の白い手。
すべてが、まるで夢の中の景色のように遠ざかっていった。
「死ぬなよ。」と隣の席で友人の猫男が言った。
彼はいつも軽口ばかり叩く男だったが、その時だけは、真面目な顔をしていた。
私は笑ってうなずいた。
けれど、その夜――猫男は敵の砲弾で吹き飛ばされた。
眠る前に書いた手紙も、火に呑まれた。
何かを守るために戦っているはずなのに、
守りたいものほど、遠ざかっていく。
空は相変わらず青い。
なのに、どこかで誰かが泣いている気がする。
___君、死にたまふことなかれ。
そう言われても、私たちは、もう止まれないのだ。
こんな系統の作品書くの初めてですね。
最近いそがし過ぎてテラー全然かけなくて。()
これも1ヶ月前に考えついた作品です()
ではまた会いましょう~✋️
コメント
7件
わんわ~ん(続きが気になる...)( ̄^ ̄)