僕の目に映ったのは、紛れもない
「え、あ、はぁ!?」
突然のことにビックリして声をあげた。
クジラはその声に反応するかのようにまた鳴く。
最初はビックリしたが、次第に
「綺麗…」
そう思うようになった。
すると、クジラは僕を見て、最後に鳴き、静かに消えていった。
あのクジラが消えても、星はまだ綺麗だった。
僕は、何故かは分からないけど、勇気づけられた気がする。
「明日か明後日にでも、告白、しようかなぁ。」
あのクジラに見惚れ、勇気づけられた僕は、ふと、そんな事を考えた。
次第にドンドン眠くなり、僕は急いで布団に入り、深い深い眠りについた。
夢の中では、僕が彩に告白する夢、ではなく、
足元に猫が来ていた。
「猫…?」
その猫は僕を差し置いて、また歩き出した。
どこに行くのか見てみると、猫は三日月の月に乗った。三日月と猫の尻尾は揺れ、僕はそれにまた見惚れた。すると、猫はこちらを向いて、ニャー、と鳴いた。
そこで僕は夢から覚めた。
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