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朝起きたら、またいつもと同じように
布団を畳んで、飯を食って、歯を磨いて、顔を洗って、髪を整えて、着替えてそしてまた学校に行く。
今日こそは告白を、と思い、昼休みに彩を探すと、そこには
どうなるのか気になる半分、もし、もしも
彼女が、彩があの男子にオッケーを出したとしたら…そう思うと、僕はその場から逃げ出した。
怖かった、ただ、怖かったんだ。
自分の好きな人が、他の人に取られてしまうんじゃないかって、そう思うと、とても怖かった。
だから僕は、逃げ出した、逃げてしまったんだ。
そうして僕は、体調不良を理由に、学校を早退した。帰りも気持ち悪くて、怖くて、吐きそうになったのを忘れない。忘れれない。
「…はあ…」
大きな溜息をついた、このモヤモヤを晴らしたくて、どうしても溜息ばかりしてしまった。
そうして、今日も僕は眠れなかった。
だからまた、ベランダに出た。