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※いじめネタ
A→✦
か→🍏
し→⛓️
れ→🧷
う→🐈
しゃ→🐧
A視点
また朝が始まる
絶望の朝
太陽の光は俺の心を 照らしてくれない
学校へ行く足取りが自然と重くなる
A「行きたくない」
毎朝呟く
でも行かなければ成績がやばい
重い足を運びながらゆっくりと家を出る
もういっそ、踏切に飛び込みたくなる
でも毎朝、飛び込む直後で 躊躇してしまう。
どこにも逃げられない俺
逃げ場も居場所もない俺はどうやって生きていけばいいのか
悩む毎日
学校が見える
俺の足が地獄へと一歩一歩近づいていく
あまり人にみられないよう顔をうずめて、慎重に歩く
教室。
自然と足が止まる
ここを開ければ地獄の始まり
ゆっくりと扉を開ける
バフッ
そう鈍い音を立てて落ちてきたのは黒板消し
俺は構わず席へ向かう
反応がないのが気に食わなかったのか、
ドンッ
その黒板消しを俺へぶつける
A「痛っ…」
モブ「痛っだってよw」
そういってまた投げつける
A「…..」
モブ「こいつなんも言わないぞ〜w」
モブ「もしかして馬鹿すぎて投げられたことにも気づいてないのかな〜ww」
クラスの至るところからクスクスと笑い声が聞こえる
今にも教室を抜け出したい衝動に駆られる
立とうとした
ガンッ
なにかにぶつかる鈍い音
その瞬間俺の足に激痛が走った
A「っっ…..!」
涙を見せていけない
俺は必死に涙を堪えて立ちあがろうとした
そして扉に向かって手を伸ばす
せめてここから逃げることができれば….
俺は扉を開け一目散にアテもなくかけだした
無我夢中で、逃げ出したいその一心でただ走った
気づいたらいたのは屋上
俺は何も考えずフェンスへ近づく
不思議と怖いという感情はない
ここから降りれば楽になる
俺の思考はそれ一色だった
フェンスから身を乗り出す
爽やかに吹く風は向かい風
耳にノイズが走る
もう少しで鳥になれると思ったその時
か「待って!!」
A「!?…..」
誰かが手を掴んだ
クラス委員長のかなめとかいうやつだ
か「もしかして飛び降りようとした?」
A「…….」
か「本当にごめん」
A「なんで謝る….」
か「学級委員長として、クラスメイトを守れなかった、、追い込んでしまった。見てみぬふりをしてしまったこと。全部申し訳ないと思ってる、、」
そう言い、かなめは頭を下げた
俺は呆然とした
クラス中が敵だと思っていた
A「っ!…… 」
A「俺が弱いのがいけないからっ」
A「迷惑かけてごめん….」
俺はそっとフェンスから離れた
か「なんで….君が謝るのさ… 」
か「君は何も悪くないんだ」
なんで….?
いじめられてて、尚且つ飛び降りようとした俺の方が迷惑かけてるだろ…?
なんでお前は俺が悪くないかのように言う ?
か「とにかく、俺も今度からはなんとか対策するから、飛び降りなんてしないで、、!」
か「俺は君の味方だから」
味方だと?そう言われ何度裏切られたことか
俺はまだ信用できない
A「….本当か?」
慎重に確かめる
か「もちろんさ、神に誓ってでもいい」
….おそらく本気だろう
俺は信用することにした
A「俺のこと守って….くれる…のか?」
少し泣きそうになりながらも質問する
か「当たり前だよ」
か「俺が君を守り抜いてあげるから」
守り抜く….初めて言われた言葉
A「ありがとう…」
か「うん、じゃあそろそろ時間だし教室戻ろっか」
か「あ、大丈夫!俺がついてるから」
A「ああ….」
重いが、行きよりは軽くなった足取りで教室へ向かう
教室へ入る
….かなめがいるからか奴らは何もしてこない
かなめはこっちを振り向くと、ぎこちない笑顔を向けてくれた
俺にはそれがどこか悲しく、虚しく見えた
今日1日はかなめのおかげで助かった
帰ろうとするとかなめに呼び止められた
か「全員帰るまで待ってて」
A「ああ」
か「あ、もうみんな帰ったかな」
p
か「ARKHE、君の味方は俺だけじゃないよ」
いきなりそんなことを言われ、俺の頭は混乱していた
か「俺の友達がいるんだ」
か「よければそいつらと友達になってくれないかなって」
A「え….でも俺いじめられてるし.. 」
か「だーかーらー、味方だって!」
A「え….?」
か「大丈夫、ARKHEはひとりぼっちじゃないから」
か「みんなきていいよー」
教室の外に誰かいたのか
しゃ「初めまして…?俺はしゃるろっていうんだ!いっぱいお話ししたいな!」
れ「右に並んで初めまして!れむっていいます!君のことは聞いてるよ、いっぱい頼ってね」
あまりに突然のことすぎて固まる俺
A「あ、ああ….よろしく」
か「今度からこいつらとも仲良くしてってね!」
か「まあ、いきなり言われても大変だろうけど、、」
A「いや、大丈夫….」
A「ありがとな」
これが友達ってやつか?
なら俺に初めての友達ができた
この日以降俺はこいつらと仲良くするようになり、いじめもだんだん減っていった