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ノイマンは少し長めなロングソードを1つ片手に持ち、スローターウルフを相手にしている。私がさっき思わず言った事なんて気にも止めてない顔で相手を見ている様だった。だったら私はノイマンが足を少し切ってくれるまで待つ?いや、それはなんか嫌だ。なんか負けたみたいで嫌だ。私に今出来ることを模索し始める。
圧縮魔法は触れればその場で使える。それはいい。あとは杖だけど初級魔法しか使えないし、回復が無いから却下。後は時空魔法しかないけどこれは、。
今まで時空魔法は使ってこなかったけどどんな魔法なんだろう?分からない。
「はぁぁぁぁ!」
ノイマンがザシュッっとスローターウルフの足を切っていく。そんなに強かったんだ。あの時は手加減してたのかな。一応貴族だもんね。
だが足を狙っていたからか、ノイマンは肩を食われそうになっていた。
「グゥゥ!!今だやれェ!」
ノイマンが言った。今なら無防備だからやれと。その時、スローターウルフはノイマンの肩を噛むのをやめて、首を狙い始めた。そう見えた。
「くそが!!」
ノイマンが危ない!
私とスローターウルフの距離は触れるには距離がある。1つだけ可能性があるならそれは、。
「お願い!!」
私は時空魔法をノイマンに発動させた。何でか分かんないけどそうしないと行けない気がしたから。結果は、。
『ガァァァァ……』
「コレは、。時空の壁!?」
次空の壁とやらを思いっきり噛んだスローターウルフは歯が折れ、顎も折れている状態になり、ボロボロになっていた。
最後はノイマンがトドメを刺していた。
ボスは倒した。後はキマイラが出てこなければ一安心。そんな一安心をさせない人がここに1人。
「俺を模擬戦で倒したお前がこんなザマか?ふざけてんのか!?」
カッチーン。
「助けてくれたのは嬉しかったけど、負けたヤツに言われたく無いなぁ、。今は武器防具を作って貰ってる所だから仕方なくなの!分かる?!」
「知るか!無いなら出来るまで大人しく家で寝るくらいしろよ。やっぱりお前バカだわ!」
「さっきからバカバカうるさい!っっと、。」
血が流れてることに今頃思い出してめまいがしてきた。これはやばい、。歩けそうに無い、。
「あゴメン、。ノイマンの言う通りバカなのかも、。村の依頼報告何とか出来そうにないや、。」
ここで私の意識は途切れた