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#らっだぁ運営
青槍 未来
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コメント
6件
ゔぁんぱいあって言う種族なだけで暗いところが苦手なのさいこ ~ っに可愛くてすきです 🫶🫶 rdが可哀想なのがちょっと好きなタイプなのでなんかすごい癖にぶっささりました 😢💞 主様のぺ ~ すでゆっくりでも良いので続き持ってますね ~ 。 ♪
雨の音はいいよね〜!私もだいすきᡣ𐭩 分からないものを探すってwらっだぁらしいね本当w 閉じ込められたの?!まじか... 暗いとこ嫌いなんだ...なぜここに来た?w 続き楽しみに待ってます✨
雨の音で目が覚めた。
ぽつり。
ぽつり。
やがてそれは城全体を包み込むような音になる。
レウは窓辺へ歩いた。
もちろん窓は厚い布で覆われている。
外は見えない。
けれど、音だけは確かに届いていた。
「雨……」
集落でも降っていたことはあった。
でも、こうして静かに聞く余裕なんてなかった。
少しだけ耳を澄ませる。
悪くない音だった。
食堂へ向かうと、らっだぁは珍しく椅子に座ったまま何もしていなかった。
本もない。
紅茶もない。
ただ、ぼんやりとしている。
「おはよう」
「おはよう」
「……雨だね」
「うん」
短い返事。
それからまた静かになる。
「嫌いなの?」
聞いてみる。
らっだぁは少し考えてから首を振った。
「嫌いじゃない」
「好き?」
「んー、」
「じゃあ何」
少しだけ間が空く。
「音が好き」
レウは耳を澄ませた。
屋根を叩く音。
窓を打つ音。
静かな城に響く雨。
「確かに」
頷く。
「誰もいない音だから」
らっだぁはそう続けた。
レウは首を傾げる。
「誰もいない音?」
「雨って、みんな静かになるでしょ」
そう言われると、そんな気もした。
森も。
鳥も。
風も。
そういえば今日は静かだった。
昼過ぎ。
「命令」
「何?」
「ついてきて」
二人は城の地下へ降りていった。
石造りの階段。
冷たい空気。
少し湿った匂い。
「地下なんてあったんだ」
「あるよ」
「初めて来た」
「誰も来ないからね」
「そりゃそうだけど」
やがて一枚の古い扉の前で止まる。
らっだぁが押すと、軋んだ音とともにそれは開いた。
中は倉庫だった。
棚が並び、箱が積まれている。
古い家具。
壊れた椅子。
誰も使わなくなった道具。
時間が止まったみたいな部屋だった。
「何するの?」
「探し物」
「何を?」
「⋯忘れた」
「忘れたぁ!?」
「うん」
レウは思わず笑う。
「⋯それ、探せる?」
「たぶん」
結局二人で倉庫を漁ることになった。
しばらくして。
レウは棚の奥で古いオルゴールを見つけた。
埃を払う。
綺麗な細工だった。
「らっだぁ」
呼ぶ。
返事がない。
「らっだぁ?」
もう一度。
静かだ。
レウは立ち上がる。
部屋を見回す。
いない。
さっきまで近くにいたはずなのに。
「……迷子?」
この城に、何百年も住んでいるヴァンパイアが?
思わず笑いそうになる。
いや。
笑っている場合じゃない。
広い地下。
暗い灯り。
数分歩いても、人の気配が感じられない。
「らっだぁ⋯!」
返事はない。
少しだけ胸がざわつく。
その時だった。
奥から小さな音がした。
急いで向かうと、案の定らっだぁがいた。
壁にもたれて座っている。
「いた」
安心して声をかける。
でも。
様子がおかしかった。
青い瞳が閉じられている。
肩で息をしている。
「……らっだぁ?」
返事がない。
近付く。
「どうしたの」
ゆっくりと目が開く。
「あ……」
珍しく、気力の抜けた声だった。
「⋯びっくりした」
「それ俺の台詞なんだけど」
レウはしゃがむ。
「大丈夫?」
らっだぁは少しだけ困ったように笑った。
「……暗いところ、苦手」
レウは思わず周りを見る。
「え?」
「昔ね」
迷うように、言葉が途切れる。
「⋯閉じ込められたことがあるから」
静かな声だった。
何でもないことみたいに。
でも。
何でもないはずがない。
何百年も前のことなのに。
まだ覚えているくらいなんだから。
レウは何も聞かなかった。
聞けなかった。
代わりに。
そっと隣へ座る。
「命令」
らっだぁが小さく言う。
「何」
「少しだけ、このまま」
レウは頷く。
「うん」
雨の音は地下まで届いていた。
遠く。
小さく。
静かに。
二人は何も話さなかった。
でも。
その沈黙は苦しくなかった。
しばらくして、らっだぁがぽつりと言う。
「ありがとう」
レウは少し笑う。
「命令だから」
らっだぁも笑った。
ほんの少しだけ。
「⋯てか、ヴァンパイアなのに暗いところ苦手なの?」
「夜は月の光があるから」
「暗いのは暗いじゃん」
「ヴァンパイアだから、夜は目が見えるの」
「えぇ⋯」
雨はまだ降っていた。
静かな城を。
誰かがいる城を。
優しく包み込むように。
NEXT=♡1000