げ「さ〜〜みんなお待ちかね、ご飯タイムだ☆
今日は透ちゃんの歓迎会も兼ねてBBQだ!
お腹いっぱい食べてくれ」
な・み「わぁ〜〜〜い!」
じゅ「こら!小娘ども!肉ばかり食うではない!」
ま「も〜らい♪」
じゅ「真人!それは儂が育てていた肉だぞ!返せ!」
ま「や〜〜だね〜!べーだ!」
ふふ、
とても微笑ましいな……
そう思いながらゆっくり私は、ベンチに座りながらご飯を食べる。
……美味しい。
こうやって、賑やかにご飯を食べるのは何年ぶりだろう____
黄昏ていると
スッ
げ「隣、いいかい?」
夏油さんが話しかけてきた。
『はい、……どうぞ』
……何だか緊張するな。
「すまないね、ありがとう」
そう言って
私の横に腰をおろす
そして
しばらく沈黙が流れる____
うう///
何か会話を____
「さっきの、少し話があるって言った事覚えているかい?」
そう、夏油さんは言う。
『あっはい……!』
むしろその事をいつ言われるのかドキドキしていた
「今、してもいいかな?」
『OKです……よ?』
なんでこうもっとうまく返事出来ないんだ私!///
何故か夏油さん妙な落ち着きがあるというか……紳士というか……!///
要するになんか、めちゃくちゃ話すの緊張する!///
目を泳がせていると
「あはは!そんな警戒するような話ではないよ。
君の呪力の話さ」
そう、夏油さんは言う。
え?
私の呪力……?
私にも呪力……が、、?
「君のその異様な傷の治りの早さ。
それは反転術式というんだ」
…………。
『はんてん、じゅつしき……?』
「そう。反転術式。
ちなみに私には使えない」
『え!?使えないんですか!?』
夏油さん……めちゃくちゃ万能の神様みたいな感じなのに!!
「そう、……昔の友人にね、使える人がいたんだけど私も得ようとして努力はしてみたものの……無理だった」
……。
『夏油さんにも……不可能があるんですね?』
そう、言うと
「あはははは!当たり前だとも!
私たちは人間だからね」
と笑う。
あ……やっぱり。
「人間適材適所ってやつさ」
夏油さんは人間なんだ____
「だから諦めたんだ。
できない事、失敗する事は必ずあるものだと私は思ってるさ」
「でも」そう、付け足し
私の手を取る。
そして
「君に出逢えた。これは奇跡だ」
と、微笑む____
『私……に逢えた事が奇跡?』
そんな事……
言われたの初めてで。
戸惑いを隠せない。
「ああ。その……友人とは訳あって疎遠になってしまってね、もう君のような術を使う人間には出会えないと思っていた。
けれど、こうして出逢えた。」
そう言って微笑み____
手に取った、私の指先を
自分の唇に寄せる____
「こればっかりは……真人に感謝しなきゃね?」
そう言って
チュゥ
と、指先にキスをする夏油さん____
『ちょっ///夏油さん!?///』
思わず、手を振り払おうとすると
「ふふ、可愛らしいね透は……」
そう、余裕そうに笑う____
なっ!?!?////
急に呼び捨てだし……!!///
そして私の体をぐっと、引き寄せ
耳元で
「それにこんなに透は綺麗だ……、
うーん真人には勿体ないね……」
なっ!?///
夏油さんの長い髪が首筋に触れくすぐったい。
「……いっそ、私のものにならないかい?」
そう、優しく耳にキスをしながら囁く____
『ひゃッ……ぁ///』
なに……
こんな、、、今までたくさん色んな経験をしてきて、____
こんな事慣れているはずなのに____
「透……」
チュゥ…
首筋に唇を這う
『んッ……///』
やばッ……くすぐったい///
と、
な「あ〜〜!!!夏油様またイチャイチャしてるぅ〜!!!」
み「ほんとだ〜〜〜!!!夏油様のエッチ!!」
そう菜々子ちゃんと美々子ちゃんの声が聞こえたかと思えば
ダッダッダッ!!
大音を立て真人が近づいてきて
ま「きゃ〜!!夏油様のえっち☆」
と私と夏油さんを引き剥がし
私を抱きしめる。
簡単に夏油さんは私を離し
「ははは、すまない真人。少し透と興味深い話をしていてね、思わず感情移入してしまったんだ」
と、笑う____
からかわれた、だけなのか……。
少ししょぼんとしていると
夏油さんと目が合う。
すると、私に
優しく
微笑みかけた____
〜〜〜ッ!!!///
何だこの大人の余裕を持ったような男はァァ!?
コメント
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この話がおもろすぎて何周したと思ってるんですか! 三周はしましたよ、 続き待ってますね!