テラーノベル
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学校の帰りに物音がしたから路地裏を覗いたら吸血鬼が倒れていた。その場の流れみたいな感じで契約をしてしまい同居することになった。
……いや、意味わかんなっ!!
俺はなんて運のないやつだろうか……
まぁ大丈夫だろうとたかを括っていた過去の自分を殴ってやりたい……
rd「それにしても意外と部屋綺麗にしてるんだなぁw」
pn「意外とってなんだ!意外とって!!💢」
rd「まぁまぁ、これから一緒に住むんだから仲良くしてよ」
pn「う”ぅ…わかってるもん……」
はぁ……これからどうなるのやら……
rd「ねぇ、ぺんちゃん」
pn「なに?」
rd「もう一回だけ血飲ませてくれない?」
pn「やだよぉ?!」
rd「お願い!!もう一回だけ!!ぺんちゃんの血めっちゃ美味しいんだもん…ね?!お願い!!もう一口!!!」
そんなこと言われても……
pn「てか俺の血ってそんなに美味しいの?」
rd「そんじょそこらの野郎とは比べものにならないくらいうまいね!!!多分吸血鬼にとってはもう極上だと思うよ!!!」
pn「そ、そんなに……」
ただの鉄の味しかしないと思うんだけどなぁ…?
pn「とにかく!今日はもうダメ!!!流石に貧血になっちゃう!!!」
rd「そんなぁぁぁ(泣)」
pn「いいから!!あ、ご飯!!!夜ご飯食べよ?ね!」
rd「はぁ〜い…」
少し不貞腐れているがまぁそんなことは気にぜずに……
pn「あ、そういえば吸血鬼だからって血だけがご飯なわけないよね……?」
rd「流石にね〜。普段は普通の人間と同じ飯食ってるし、まぁ定期的に血くれたら俺は生きれるからさ」
pn「そっか」
そう言って俺は2人分の夜ご飯を用意した。
急いで作ったからお手軽なものになってしまったがまぁいいだろう。
pn「いただきます」
rd「いただきます」
手を合わせて食べ始める
rd「パクッ)ん!おいひぃ!!」
pn「そう?口にあったようで良かったw」
そうして俺らは夜ご飯を食べ終わり、俺は食器を片付け始めた。
pn「あ、食器やっとくから先に風呂入っていいよ!」
rd「え〜?一緒に入んないのぉ?」
pn「は、はぁぁぁぁぁ?!な、ななな何言ってんのぉ?!」
rd「あははw動揺しすぎだってw」
pn「じょ、冗談だよね……?」
rd「まぁ……本気だけど、いいや。じゃあ俺先に風呂は入ってくるね〜」
pn「え?!あ、うん!!」
動揺しながらも俺はらっだぁが風呂に入ってる間に食器を片付けた。
らっだぁ分のパジャマがないのでおじいちゃんの洋服を借りることにした。
pn「俺のじゃちょっときついよな……?」
らっだぁは俺より身長が高いし、何よりがたいが良い…
きっと俺の服はきついだろう。
少し気に食わないと思いつつ見繕った洋服やタオルを風呂場に持って行く。
pn「らっだぁ?洋服とタオル置いとくからねぇ!」
rd「はぁ〜い。ありがとぉ〜」
荷物を置いて俺はリビングへ行く。
この家には元々俺しかいない。
俺は高校に入る時に一人暮らしを始めたいと家族に話したら、ついこの間まで生きていた死んだ祖父母の一軒家を使うといいと言われたので俺はそこで一人暮らしをしていた。
なので正直親の心配をする必要がなく、どちらかというと2人で住むのなんて余裕ということだ。
そんなことを考えているとらっだぁが風呂から上がってきた。
rd「あぁ〜さっぱりした。服ありがとね」
pn「ううん。元々おじいちゃんのやつだし捨てようと思ってたら。今度一緒に色々買い揃えに行こうか」
rd「うん。そうする」
pn「じゃあ俺も風呂入ってくるね」
rd「は〜い」
俺は風呂を上がり、髪を乾かしてリビングに行った。
pn「らっだぁ〜?」
rd「ん〜?」
pn「もうそろ寝る?」
rd「そうだね」
そう言って俺らは移動した。
pn「あ、ベット同じになっちゃうだけど……大丈夫?」
rd「え、逆に嬉しいけど。ちなみになんで?」
pn「いや〜実はさ、家のところどころが祖父母がいた頃の状態のままで、部屋は二つあるけど……まぁ使わないだろうと思って片付けてなかったからさ」
pn「俺の部屋で寝るかリビングのソファで寝るかなんだけど……あ、でも俺の部屋のベットはダブルベットサイズだからあまり狭くはないのはずだよ?」
rd「あ〜〜ね」
rd「まぁ俺はぺんちゃんと一緒でいいかな」
pn「そう?なら良かった」
そう言って移動する。
そして2人してベットに入り眠りにつく。
rd「おやすみ、ぺんちゃん」
pn「ん、おやすみ」
今日は色々なことがあったなぁ
明日学校か…めんどくさいな……
そんなことを考えながら俺は眠りにつく。
Next…100♡
コメント
2件
pnのただの鉄の味しかないで笑ってしまった笑 表現力豊かでとても分かりやすいですね!お話もとてもいいと思います!