🌟「Kneel《お座り》」
🎈「…ッッ、」
空き教室に響く低い声。それに従うように僕は膝から崩れ落ちた。目の前の机に座っている金髪の青年はこちらを見るなり興奮を抑えられないようにも見える。
🎈「てんま…くっ…」
🌟「Look《目を逸らすな》」
🎈「あ”ぁ”ッッ、」
机の上に座っていることもあり、見上げるような形になる。視線を逸らすことができない。彼の言葉に目線に声に全て反応してしまう。
🌟「先輩…流石ですね、♡」
🎈「ひゃッッ/////♡」
いまさっき聞いた低い声とはまた違った甘ったるい声。心の隅ではいけない事をしていると思ってる。でも、それは心の隅での話であって本心では無い。実際言うと本当はもっと褒めて欲しいし、これ以上の事をして欲しいだなんて思っている。誰だって本能には抗えやしない。後輩だという罪悪感と学校であるという背徳感。2つがセットで迫ってきたがそんなことはどうだって良かった。今はそんなこと考えていたって……
🌟「大丈夫です、誰にも言いませんよ♡」
外はまだ明るい。転校して来てあまり経っていない、そんな日。誰にも言えない秘密を彼に知られてから僕の高校生活はガラリと変わってしまったんだ。
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