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例え死んでも

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例え死んでも

1 - 貴方への愛情は生きている

♥

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2024年12月10日

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※ご本人様には全く関係ありません。


BL 死パロ


が含まれる作品となります。


上記内容にご理解のある方のみお進み下さい。


🐝🤣  👻🔪

『』   「」


※🐝🤣<Խと👻🔪<Խは付き合っている設定です。


ここから先は分かりやすさ重視の為, 名前は伏せません。(ご了承ください。


・・・


小柳side





まるで、地獄のようだった。





・・・


もうとっくに周りを見渡せば街は真っ赤に染っていて


時々する何かが潰れるような大きい音が鳴ったと想えば赤色に染まった雨が一時的に降ってくる。


街にいる者はKOZAKA-Cから上手く逃げてたまたま生き残った住人とMECHATU-Aの俺たちだけ。


生き残っている住人も気づいたら原型も無く倒れ込んでいる。


マナと星導は住人の避難をしていて、その2人以外はKOZAKA-Cに対応して攻撃を続けて、攻撃をされ続けていた。


・・・


叢雲〈 ライ!!〉


カゲツが急に大きい声出してライの名前を呼んだ。


何かと思ってライの方を見るとライは血塗れで倒れていた。



これまずい、


このままライを放っておいたら確実に死ぬ。



「 ライのとこ行ってくる 」


「 ライをマナ達に預けたらすぐ戻ってくるからその間頼む 」


叢雲〈 で、でも!〉


「 じゃあライが死んでもいいのかよ 」


叢雲〈 ⋯ ごめ 〉


「 すぐ戻ってくるから 」


赤城〈 了解!〉


佐伯〈 ライくんのこと頼みます!〉


叢雲〈 ゎ、わかった 〉



と近くに居た3人が返事をしてくれた。


・・・


「 ライ、!」



返事がない。


脈を測ったが微かに動いてる感覚があるだけで相当、瀕死状態だった。


血塗れになったライを抱えてマナ達のいる避難場所まで走り続けた。



走ってる途中背後に気配を感じ始めた。


だが今はライは瀕死状態、本当だったら今すぐにでも処置をしなければならない状態。


後ろを振り向く訳にも行かない、


そう思い走り続けていたら、



『 ロウ、!!』



マナらしき声が俺の名前を呼んだ。


声が聞こえるそちらを向こうかと思ったが無視をした。


何度も呼ぶ声が聞こえた。


・・・


『 ロウ!!!!危ない!』



危ない?



反射で振り向いたら目の前には戦場にいなかったはずのマナがいて


マナの腹がえぐれていた。


KOZAKA-Cだ。


相討ちになっていてKOZAKA-Cはマナに首を落とされて死んでいた。


何度も名前を呼んでいた理由が今わかった。


マナは俺達を庇ったせいで、、


すぐに振り返れば良かった、そんな後悔を


今更した。



「 マナ、!!!」


『 ⋯ ロウ、俺のことはええから、ライ、助けたってよ 』


「 そんなん無理だって。マナも助けるから、 」




そう言いマナをおぶって走ってる途中マナが小さな声でこう言った。


『 ロウ、ずっと愛してんで 』


「 俺もマナのこと超愛してる 」


「 だからもう死ぬみたいに言うな 」


『 ロウ、こっち、向いて 』


そう言われマナの方を向いたら唇に触れるだけのキスをして、マナは俺に身を任せて眠りについた。


「 マナ、もうちょっとで着くからね⋯ 」


・・・


それから避難所には2分ぐらいで着いた。


布団の上にマナとライを下ろして今できる限りの処置をして2人の脈を測った。


ライの脈はちゃんと動いていた。


でも、マナの脈は止まっていた。



何をしてもマナの脈は動かなかった。


もっとマナに触れたかった。


もっとマナに話したいことが沢山あった。



・・・



もう動くことの無いマナの体を抱きしめて


もう喋ることの無いマナに話しかけた。




「 マナ、ライはちゃんと生きてるよ 」


「 ねぇ家帰ったらセックスしよ 」


「 それと明日記念日じゃん。プレゼント準備してるんだよね。だから楽しみにしててね 」


「 マナ、俺さマナのこと死んでも一生愛してるよ 」



⋯ end

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