s.m. みんなに会いたい.
(h.m. side)
しゅーとがそう言った。俺自身が精神的な持病を持っているから、先に病院に行った方がいいということは重々承知だ。なんなら、その方がいいと言うことはわかっている。ただ、しゅーとが言ったことはしてあげたい。
h.m. 今から会いに行くか?
(f.o. side)
もりぴからしゅーとの家に行くって連絡が来てから何時間経っただろう。今日は幸いグループのお仕事はお休みで、各々有意義な時間を過ごしているだろう。俺もそのうちの1人だった。だが、連絡が来てからはと言うものの緊張してしまって何も手につかない。また連絡が来たと思えば『みんな、しゅーとのために会うことできる?』だった。
(グループLINE)
h.m. みんな、しゅーとのために会うことできる?
f.o. もちろん。
h.i. 僕、今日授業あるんですけど、、。
kv 夜だとみんな会いやすいんじゃない?
f.o. じゃあ、夜。事務所の会議室開けてもらおう。
h.m. じゃあ、よろしく。
(s.m. side)
ひでの一言でみんなが会ってくれるらしい。まぁ、俺もいるグループLINEなんだから見たら分かるんだけど、見る気力がなかなか出なくて、、。
ひでに連れられて事務所に着いた。俺たちが着いた頃には、みんな揃っていた。
数日ぶりのメンバー。俺はいつのまにか涙が出ていた。
s.m. みんな、ご、ごめんなさい.
やっぱり、言葉が詰まっちゃった。
f.o. 大丈夫?じゃないよね. とりあえず、おかえり.
俺はふみくんに吸い付くように抱きしめに行った。ふみくんは、優しく受け止めてくれた。ふみくんに抱きつきに行ったら後ろからも横からもみんなからハグしてもらった。
(f.o. side )
久しぶりに会ったしゅーと。俺らを見たらすぐに泣いちゃった。髪の毛も髭も伸びていた。一言声をかけると、しゅーとは無言で俺に抱きついて来た。じゃあ、みんな抱きつきに来るんだから。笑しゅーとは人気者だな。俺より身長は小さいが、より一層小さく感じる。なんか、痩せた?
しばらく経っても離してくれない。
f.o. しゅーとさーん. 一旦離れる?
しゅーとが話してくれたと思ったら、次はもりぴに抱きつきに行った。なんか赤ちゃん返りしてない?笑
f.o. まだ、気持ちが落ち着いてないと思うし無理にとは言わないから何があったか話せる?今日が無理なら今度でもいいからさ.
s.m. …..
今日は無理かなって思ったとき。
s.m. 俺も、そんなに覚えてないんです.
(s.m. side )
家でひでに言った通りに言った。みんなの顔の様子を見るのが怖くてひでに抱きつきながら。たまに、言葉が詰まるときがあったけどそのときはひでに助けてもらった。
f.o. なるほどね.
f.t. 原因見つけません?このままだと、しゅーとくんもっと壊れそう.
s.m. 俺はもう大丈夫だよ. しかも、これ以上周りに迷惑かけるわけにはいかないし.
h.m. しゅーと. お前、そう言って実際壊れてるじゃんか.
s.m. 今回は大丈夫だよ.
h.m. 大丈夫じゃないから言ってるんだよ!
f.o. ちょっと、ちょっと!喧嘩はやめて.
h.m. ….次こそ本当に居なくなりそうで怖いんだよ… 頼むから、俺の前から居なくならないでくれ. 涙
ひでにそう言われてから、ハッとした。自分は大丈夫に見えても周りからはもう壊れているんだって。それに気づいたら、また涙が止まらなくなって過呼吸を起こしてしまった。
s.o. しゅーと、ゆっくり. ちゃんと深呼吸して.
s.m. スーハー…コクン
s.o. おっと、.しゅーと、寝ちゃった.
f.o. まぁ、今日はいっぱい泣いたしね. 今日はもう夜遅いから、明日朝イチ病院連れて行こう.
俺は、過呼吸を起こしてからそのまま眠ってしまった。
気付けば次の日の朝で、自分のベッドにひでと一緒に寝ていた。
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