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タッタッタッ⋯
ころん(昔)「こ、ここまで来れば、大丈夫・・・ハァ、ハァ・・・」
さとみ(昔)「・・・。⋯んで、なんで俺を助けた!?お前だって人間なのに・・・」
ころん(昔)「・・・さとみく・・・」
さとみ(昔)「お前だって狙われる!!道具みたいに使われる!さっきの俺みたいに殴られる!!・・・お前だけは、ころんだけは無事だったのに、なんで・・・」
ころん(昔)「・・・助けたかったから。それだけだよ」
さとみ(昔)「それだけ、って・・・。たったそれだけの事でお前の未来が変わるかも・・・!!」
ころん(昔)「目の前に助けられる人が、友達が居るのにそれを見過ごす方が嫌だ。見過ごすくらいなら、僕の未来が変わっても助けたい。後悔したくないから」
さとみ(昔)「こう、かい・・・、っ・・・」
さとみ(幼)「かあさんっ!とうさんっ!!」
母「逃げて・・・っ!」
さとみ(幼)「でも・・・っ!!」
母「大丈夫よ・・・、かあさん達は、大丈夫。貴方が逃げてくれるなら、後悔はないわ・・・」
さとみ(幼)「っっ・・・!・・・ごめん・・・っ!」タッタッタッ⋯
さとみ(昔)「・・・後悔、したくないよな」
ころん(昔)「うん。・・・僕とさとみくんは友達だから。ずっと一緒だよ(ニコッ」
さとみ(昔)「・・・うん」
辛いあの日々も、アイツが居てくれたから乗り越えられた
あの言葉を信じる事が出来た
けれど、人生は残酷だ
あの日、全てが変わった
たった1つの出来事で・・・
さとみ(昔)「ころん!起きてる?」
あの朝、俺はいつもの様にころんを起こしに行った
いつもみたいに、アイツの布団剥がして起こして一緒に森に行こう、って思ってたんだ
『今日は天気良いから悪魔にバレないようにピクニックしない?』とか、呑気な事を考えてた
だから準備して、片手にはバッグ持ってたんだ
ガチャ
さとみ(昔)「早起きの俺様がころんを起こしに・・・。・・・ッは・・・?」
ガタンッ
アイツは、起きてた
俺はびっくりして、バッグを落としてた
でも、びっくりしたのはそこじゃない
さとみ(昔)「・・・てん、し・・・」
まるで空の色みたいな水色の髪に合わない金色の光輪を浮かばせて
背中からは白い肌を際立たせる純白の翼を生やして
本物の天使の姿をした、アイツが、ころんが居た
ころん(昔)「ぁ・・・さとみ、くん・・・?」
頬にはうっすらと涙が伝っていた
それさえも、凄く綺麗で、繊細で、触れれば消えてしまいそうな
そんな儚さがあった
両親を殺した存在なのに、憎んでいたはずなのに
体が、動かなかった
さとみ(昔)「俺を、騙して、たのか・・・」
ころん(昔)「っそんなッ、ちがっ」
天使「おお、ここに居られましたか!」
バサッ
ころん(昔)「え・・・?誰、ですか・・・」
天使「私達は貴方の部下で御座います。恐らく、長い年月が経ち、記憶を失ってしまったのでしょう。急ぎ、天界に戻りましょう」
さとみ(昔)「・・・天使、だったんだな・・・、ころん・・・っ」
ころん(昔)「僕は人間だよ・・・」
さとみ(昔)「・・・じゃあその翼は?光輪は?どう見ても人間じゃないだろ」
ころん(昔)「っ・・・これはっ」
天使「ころん様、人間の言葉など聞いてはいけません」
さとみ(昔)「俺を見て楽しんでたんだろ?何も知らないバカな俺をっ!!嘲笑ってたんだろ?目の前に両親を殺した天使が居るのに気付かない俺をっ”!!」
ころん(昔)「そんな事っ・・・!}
さとみ(昔)「『ずっと一緒』、『友達だから』?良くそんな言葉が言えたなw、人の気も知らないで(低」
ころん(昔)「っ」
さとみ(昔)「・・・お前だけが殴られない理由、お前が天使だからだろ。こう言ったのかw?『僕は天使なんです。だから僕は殴らないでいつも近くに居る奴を殴って下さい。それで僕が助けたら僕の株が上がるので』」
ころん(昔)「言ってないッ」
さとみ(昔)「じゃあなんでお前は殴られてないんだよ。ハッ、決まってる。誰も逆らえない天使様だからでーす」
ころん(昔)「っ・・・」
さとみ(昔)「・・・なんも言えないって事はそういう事だろ。・・・信じてたのに」
ころん(昔)「っさとみくッ」
さとみ(昔)「母さん達を殺した天使が俺の名前を呼ぶな(冷」
ころん(昔)「ぁ・・・」
タッタッタッ
ころん(昔)「っ、さとみくんっ!」
バタンッ!!
ころん(昔)「・・・」
さとみ(昔)「・・・何でなんだろうな・・・、俺の周りからはみんな居なくなる。母さんも、父さんも、俺を置いて死んだ」
ズルッ⋯(座込
さとみ(昔)「ころんも、アイツも、天使だった・・・。誰も、信用出来ない・・・っ」
さとみ(昔)「・・・俺に、力があれば、誰も、居なくならない・・・?(片手伸」
その小さな声は誰にも届く事もなく、消えていった
そこからの俺の人生は
文字通り、ドン底に落ちた
ドガッ!!
さとみ(昔)「イ”ッ・・・」
悪魔「今まで散々アイツに邪魔されてきたからなぁ・・・、これでようやく・・・」
さとみ(昔)「ッ・・・」
悪魔「ストレス発散出来るぜぇ・・・!」
さとみ(昔)「ッチクショウ・・・!!!」