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プロローグ

「観測される世界」


世界は、出来事を「覚えている。」


誰かが見たから、

誰かが書いたから、

誰かが、それを正義だと呼んだから。


だがーー

もし、その記録が1つじゃなかったら?



同じ時間。

同じ場所。

同じ戦い。


それでも、

鬼は鬼の記録を残し、

桃は桃の記録を残す。


血の匂いも、

叫び声も、

倒れた者の数さえも、

微妙に、違っていた。


それは誤差ではない、

意図的な改変でもない。


ただ、

「観測された瞬間が、違っただけ。」




時は、流れを選ぶ。

星は、位置を示す。

月は、満ち欠けを与える。

空は、境界を曖昧にする。


それらが重なった時、

世界は1度立ち止まる。


「どちらを事実として残すべきか。」


その問いに、

世界自身が答えを探し始める。




ある者は、

戦っていないはずの記憶を持ち。


ある者は、

存在しないはずの傷を見つける。


記録は正しい。

だが、すべてではない。


人は正しい。

だが、完全ではない。




だから世界は観測する。


鬼の正義を。

桃の正義を。


そしてーー

どちらも選ばない可能性を。




まだ、鈴は鳴らない。

まだ、刃は振るわれない。

まだ、星は眠っている。


だが確かに、

世界は書き換えられ始めている。

それに最初に気付くのは、

鬼か

桃か

それともーー


記録そのものか。




正しさの手前で、観測のあいだに ※一時連載中止

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