1人になってスマホを開く。
阿部ちゃんは熱が辛くて寝ているだろうか、でも何か声をかけたい。
しょっぴーからあんな話を聞いて、もう寂しいとか言っていられない。
🖤『聞いたよ、大変だったね。治ったら会おうね』
少ししてメッセージの通知音。
すぐに飛びついた。
💚『あいたい』
辛い中で必死に打ったんだろうと思われる平仮名だけのメッセージに胸がいっぱいになる。
🖤『俺も早く会いたいよ。返事はいいからゆっくり寝てね』
と送って眠った。
次の日には『熱下がった!』と連絡が来ていた。
隔離解除まであと2日になった時、試しに少しだけ通話したけど、声を聞いたら会いたくなると言っていた阿部ちゃんの気持ちがよくわかった。
寂しすぎてしょっぴーに泣きついて、阿部ちゃんは隔離だからそれを1人で耐えてるんだぞと呆れられた。
阿部ちゃん復帰の日は、全員での収録。
みんな揃う事が滅多にないので、久しぶりーと挨拶し合うメンバーもいる。
楽屋は広いのに、自然とみんな一箇所に固まるのもいつもの光景で落ち着く。
収録中、機材のトラブルで休憩になった。
俺は迷わず阿部ちゃんの傍に行く。
🖤「阿部ちゃん大丈夫?病み上がりだし、少し休んできたら?」
💚「あ、うん……」
楽屋まで付き添おうとしているとしょっぴーに声を掛けられた。
💙「お前もまた倒れる前に休んでこい、寝ても起こしてやるから」
🖤「ありがと」
衣装のつなぎは皺にならないように脱いで、楽屋の座敷に2人で横になる。
コメント
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それスノなんですねグフ🖤💚