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家に帰った。
いつのかわからないものや、冷凍庫にたくさんあるお米が、全部綺麗に断捨離されていたり、冷凍庫から減っていたりした。
きっと、デビルマンが食べたり整理したんだ。
そしてさっそく、デビルマンに愚痴った。
デビルマンは、先生の様に呆れず、真剣に、いや、月みたいな目をキラキラさせて聴いていた。
「でび!でーーびびび!!」
デビルマンはちょっと怒っていた。優しい子だな。
その後、夜ご飯のもずくとお米を食べた。
そんなにおいしくない。
だけど、デビルマンは美味しそうに食べていた。食べ終わると、しっかりちっちゃいおててを合わせてごちそうさまのポーズをとった。
その後、僕がデビルマンの食べた皿を流しに持って行った。
「優しい子だね。」
と僕がいうと、デビルマンもニッコリ笑って
「でび!」
と言った。
私も、ニッコリとは笑えなかったが、嬉しかった。
デビルマンが来てから、僕から少しだけ笑顔が増えたかも。
寝る時間になり、眠りについた。それから少し経つと、デビルマンが何かゴソゴソやっているのが、寝ながら分かった。元々、いつも眠りは浅い方だったから。
起き上がると、デビルマンの皮膚から、ピンク色の毛がぶわぁぁあっと、抜け落ちていた。すると、羽やツノがむくむくと生えてきた。
だけど、僕は寝ぼけていて、何もわからずまたすぐに寝てしまった。
月みたいな目が、ギラギラと太陽の様に光っていた。