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絶対辰哉
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絶対辰哉
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絶対辰哉
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付き合い始めてから二週間。
二人は相変わらず、恋人らしくない恋人だった。
手を繋ぐこともほとんどない。
人前では今まで通り。
それでも。
二人だけの時間は、少しずつ増えていた。
────────
💙side
「翔太!」
💗「今日終わったらご飯行かない?」
佐久間が笑顔で駆け寄ってくる。
💙「いいよ」
💗「やった!」
💜「俺も行こー」
🧡「俺もー!」
💚「じゃあみんなで行く?」
自然と話がまとまっていく。
翔太も笑いながら頷いた。
その少し後ろで。
宮舘は静かにその様子を見ていた。
❤️「……」
別に嫌じゃない。
みんなでご飯に行くのも好きだ。
でも今日は。
少しだけ翔太と二人で話したいと思っていた。
その気持ちは口にしない。
恋人だからって、束縛はしたくない。
────────
❤️side
食事会。
七人でわいわい盛り上がる。
翔太も久しぶりに大きな声で笑っていた。
💜「翔太、それ絶対嘘だろ!」
💙「ほんとだって!」
💗「翔太それ盛ってる!」
🧡「いや絶対話作ってるやん!」
笑い声が店内に響く。
宮舘も笑っていた。
でも。
翔太はほとんど向かいの佐久間や深澤と話している。
(……仕方ないか)
そう思って料理を口へ運ぶ。
その時。
テーブルの下で。
何かが軽く当たった。
視線を落とす。
翔太の膝だった。
偶然かと思った。
でも。
少しだけ触れたまま離れない。
宮舘はそっと翔太を見る。
翔太は深澤たちと話しながら。
こっちを見ずに、小さく口角だけ上げた。
(……わざとか)
宮舘も少しだけ笑う。
誰にも気付かれない。
二人だけの、小さな合図だった。
────────
💙side
店を出る。
「じゃあまた明日!」
それぞれ帰り道が分かれる。
最後には。
翔太と宮舘だけになった。
夜道を並んで歩く。
💙「ごめん」
❤️「何が?」
💙「今日」
💙「全然話せなかった」
❤️「気にしてないよ」
本心だった。
でも。
翔太は立ち止まる。
❤️「翔太?」
💙「気にしてない顔じゃなかった」
宮舘は苦笑する。
❤️「そんな分かりやすかった?」
💙「二十年以上一緒にいるから」
💙「分かる」
その一言に。
宮舘は降参したように笑った。
❤️「ちょっとだけ」
❤️「寂しかった」
正直に言う。
翔太は少し照れながら俯いた。
💙「……ごめん」
❤️「だから謝らなくていいって」
💙「違う」
💙「次は」
💙「二人でどっか行こう」
宮舘が目を丸くする。
❤️「デート?」
その言葉に。
翔太の耳が一気に赤くなった。
💙「……そう」
❤️「ほんとに?」
💙「言わせんなよ」
宮舘は思わず笑ってしまう。
❤️「嬉しい」
💙「そんな喜ぶ?」
❤️「もちろん」
翔太は照れ隠しに宮舘の腕を軽く小突く。
💙「笑うな」
❤️「ごめん」
💙「絶対思ってない」
❤️「思ってるよ」
二人で笑いながら歩き出す。
初めてのデート。
恋人になってから初めての、二人だけの約束。
その日を思うだけで。
二人とも少しだけ、浮き足立っていることにはまだ気付いていなかった。
コメント
2件
うッッッッ で、デートッッッッ てぇてぇッッッッ
わあ、もう21話なんですね……! 付き合い始めたばかりのぎこちなさと距離感が、すごく丁寧に描かれていて胸がきゅっとなりました。特にテーブルの下で膝が触れたあのシーン、翔太が気付かれないように小さく口角を上げるところが、もうたまらなく可愛くて……。大人の恋愛って、こういう「誰にも気付かれない合図」の積み重ねなんだなあと。最後のデートの約束、宮舘さんが「嬉しい」って笑う場面で、思わず顔がほころびました。次が楽しみです🌷