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俺の火炎と入宮の烈風は激突して相殺。
颶風が吹き荒れ目を細めて耐えた。
「はっ、オレの魔法と相殺するなんてやるじゃないか。売れ残りでも地球人は地球人か?」
上から目線に品定めをしてから、入宮は舌を出した。
「けど、それだけじゃてんで駄目だ。何せオレはお前の上位互換だからな」
「何言ってんだ。俺の力は烈風と火炎、烈風しか使えないお前の上位互換だろ?」
あえて減らず口を叩いてやると、入宮は得意げに胸を張った。
「お前、理科の授業習ってないのかよ? オレは風使いで真空使い。酸素のない場所でどうやって炎を作るんだよ? ウィナーとの決闘の話で爆炎を使うのは知っているけど、お前の火炎は全て無効。そして烈風魔法勝負なら単独系統のオレに分がある!」
高らかに宣言する入宮の説明に、一部の観客は首を傾げた。
「真空ってなんだ?」*********
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