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第三話・「弟子入り」
「あ……あの!! 俺を、弟子にしてください……!」
力強く放ったその言葉が、夜の静寂に響き渡る。
この人に教えてもらわなきゃダメだ。ここで引き下がったら、俺は一生変われない。
自分がダメになってしまう。そう強く思い、俺は必死に彼女を見つめた。
「えーー……。まぁ、いいけど……。じょ、条件があるわ」
「っ……」
俺は思わず息を呑んだ。
弟子入りの条件。
一体、どんな過酷なことを要求されるのだろうか。
拳を握りしめ、次の言葉を待つ。
彼女はふっと妖しく、だけど楽しそうに微笑んだ。
「この夜を生き抜きなさい」
「え……?」
「そしたら、考えてあげる☆」
優しく響いたはずのその声が、夜の冷気を含んで俺の背筋を凍らせる。
鬼がさっきの一匹だけとは限らない、この暗闇の森。
刀も持たない、足の震えすら止まらない俺が、朝まで生き残る――。
それが、俺に課された最初の試練だった。
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コメント
3件
第3話、読み終えたよ……! 「この夜を生き抜きなさい」って、優しい声で言われるのが逆に怖くて、背筋がゾクッとした🥀 主人公の必死な覚悟と、師匠の妖しい魅力がすごく伝わってきた。 刀も武器もない状態で朝まで生き延びるって、めっちゃハードだけど、この試練をどう乗り越えるのか気になる……! わっふるさんの書く空気感、毎回ひりひりして好きです🤍