苦手な人は回れ右!🔙
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シャークん side
ザーザー
最近雨が降り続いてる。買い物に行かなきゃなんだけど、嫌だなぁ〜濡れたくない…けど仕方ない、食べるものがないのだから。
そう考えながら支度をしていく。
sk「行ってきます」
緑の傘をさし外に出る。相変わらず雨は降り続いていた。ふとその時、雨音の中に鳴き声が聞こえることに気がついた。
sk「…猫?どこから…」
見ると家と家の隙間にダンボールが置いてあった。鳴き声はそこかららしい。慌てて中を覗いてみる。そこに居たのは茶色い毛で青い目が特徴的な猫。
(綺麗…)
sk「はっそうじゃなかった、大丈夫か?!」
?「にゃー…」
相当弱ってるようだ。動物病院に連れてかないと…!
・
勢いよくさっき買ったえさを食べるのは拾った猫。首輪の裏に名前が書いてあった、Broooockというらしい…病院の先生が言うには寒さで弱っていただけだから暖かくしたら元気になる、との事。
俺はこの子を飼うことにした。綺麗だし、成猫だから飼いやすいだろう。
sk「Broooock、飯は美味いか?」
br「ニャー!」
sk「ふはっそれは良かった」
夜ももう遅いから寝るとしよう。Broooockの猫用品は明日買いに行けばいいか…
・
「…て…〜〜よ!シャ…〜ん!」
sk「何…誰だよ」
目が覚めるとそこには知らない人が立っていた…って、え???
sk「なっ誰だ?!」
茶色い髪に青い瞳、赤い服を着てる…ってもしかして、
sk「…Broooock?」
br「!!そう!僕Broooockだよ!」
sk「はぁ?」
自分で言ったけど信じられない。Broooockは猫のはずじゃ…
br「実は僕化け猫なんだぁ」
sk「ばっ化け猫?!」
へー化け猫ってこの世に存在するんだ…じゃなくて!
sk「えっほんとに?猫が?人間になる…のか?!」
sk「とりあえず朝ごはんにする…か?」
br「うん!下で待ってるね!!」
ガチャンッ…行ってしまった。
えぇ…本当にBroooockが化け猫…?信じられないが信じるしかないのだろう。着替えて下に降りる。
・
br「あっシャークん!ご飯出来てるよ!」
sk「え?Broooockが作ったのか?」
机に並べられた美味しそうなご飯。ちゃんと作られてるみたいだ。
sk「すごい…」
br「でしょー?僕役に立ってるでしょ?……だから…」
sk「だから?」
br「だっだから!僕を捨てないで!!」
sk「いや捨てないけど…」
br「そうだよね…ぼく…ってえ?!捨てないの?!」
sk「だからあんな所に捨てられてたのか?化け猫だから?」
br「うん…皆僕のこと気持ち悪いって言うし…」
sk「いやいや…化け猫って言われてびっくりはしたけど気持ち悪いとはならねぇよ」
br「ほんと?」
sk「ほんとほんと!」
sk「それより飯食おうぜ!」
br「…うん!!ありがとうシャークん!」
sk「これ…キャットフードじゃないよな…」
br「さすがに違うよ?!w」
sk「だよなwというかいつの間に俺の名前を?」
br「病院の診察室で聞いた!」
sk「そうか」
これから人の俺と猫のBroooockの尾も白い物語が始まっていく…?
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読んでいただきありがとうございました!初投稿なので緩く見守っていただけると嬉しいです!
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