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5話目
あの後、どうなった?、
起きたのは夕暮れだった。
とりあえず、義勇さんどこッ、
え、痛い。
🔴 「…、固定されてる。」
包帯に血が染み付いてる。
義勇さんがしたのかな。
🔵 「起きたか…、」
🔴 「義勇さん、…俺怒ってます」
怒ってる。
なんであんなに無理したのか。
🔴 「なんで、1週間我慢してたんですか?」
🔵 「お前以外のケーキは、嫌だ。」
🔴 「…、なんでですか」
🔵 「…」
黙り込んでる。
子供みたい。
🔴 「義勇さん…。…今度から呼んでください。」
正直毎回あんなになって帰ってきたら心臓に悪い。
ほんとに悪い。
寿命がいくらあっても足りない。
🔵 「悪かった、…」
落ち込んでる。
…、なんとも言えない。
🔴 「とりあえず、ご飯にしましょう。」
🔵 「あぁ。」
浮かない顔してる。
まぁ、そうだもんな味しないっぽいし。
口付けるって、口移しってことかな?、
🔴 「今持ってきます。」
少しフラってするけど、立てる。
🔴 「義勇さん、口開けてください。」
🔵 「?、あぁ。」
1口鮭大根を自分の口に入れては義勇さんの頬を軽く触り流し込む。
🔵 「?!…、」
🔴 「プハァ…、」
あぁ、これ意外と苦しい。
で、義勇さん食べれてるかな…、
🔵 「ポロポロ」
泣いてる?!?!
🔴 「どうしました…?、俺なんかやらかしました?」
🔵 「味がする…、美味い。」
…、そうか久しいのかちゃんと味があるご飯が
と、見てるとまた口を開ける義勇さん。
🔴 「はいはい、。ハム」
また1口食べてはそのまま義勇さんの口の中に入れる。
こんなの、他の人にやらせたら顔の良さで倒れそう。
顔いいもんなこの人。
🔵 「ンムンム、ァ。」
なんか、可愛い。
は?、可愛い、まてまて、分からないキモイ。
🔴 「アム」
ケーキって、大変なんだなぁ。
なんか、母親になったみたい。
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