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🇮🇹side .



もう!なんなのなんなのなんなの!!折角会いに来たのに!!!ドイツなんかもう知らないもん!!!!

僕が怒りを包み隠さず歩いていると、誰かが話しかけてきた。


「どうも、イタリアさん。何やら怒っていらっしゃるようですが……如何されました?」


「あっ、イギリスーっ!!聞いてよ聞いてよ!!」


なんだ、イギリスかあ。

そして流れのまま僕はイギリスの左腕に抱き着く。腕って抱き心地いいんだよねぇ……。





「……。成程……」


「酷くない!?io何にも悪いことしてないのにさ〜!!」


「そうですか……、それは悲しかったでしょうね。」


イギリスってば、やっぱり共感してくれるんだからそういう所好きなんだよね〜!


「っはぁ〜、やっぱイギリスだわ!」


「はいはい、thank you.」





🇬🇧side .



「はいはい、thank you.」



やっぱりイタリアさん……

可笑しい、ですよね。


「…………」


「?なんで黙り込むの〜?」


そう言って彼は此方を覗き込んでくる。こういう仕草をあざといと言うのだろうか……。まあ興味無いですけど。


「すみません、イタリアさん。私もうそろそろ休憩時間が終わってしまうのでオフィスに戻らないといけないんですけど……」


「えぇ〜……?そっか……」


明らかにしゅんとしている彼を一瞥して、オフィスへ向かう。

アメリカ、さっきドイツさんと話してましたよね……





〜LINEにて〜


《アメリカ、先程ドイツさんと 話していましたよね?》


《んぁ?話してたけど。》


《イタリアさんとの事、ですよね?》


《なんで親父が知ってんだよ…合ってるけどさ…》



まあ、ドイツさんとどこかに行くのがちらっと見えましたからね。



《イタリアさんってやっぱり……


愛着障害、

ですよね?》


《多分、な》


《どうします?このままでは日常生活に支障が出てくると思いますが。》


《そんな簡単に俺達が介入していい事なのか〜?これ。》


《私達がやらなければ誰がするんです?》


《…いつになく積極的じゃん。あんなに人の事に興味なかったくせに(笑)》


《自分と同じ部署の後輩がミスしたら責任を取るのは上司である私なんですよ?そりゃあ責任取りたくないので積極的にもなりますよ。》


《あーはいはい分かったよ、もうオーストリアには話してあるから。》


《あら、珍しく手が回ってますね。》


《いつも通りの間違いだろ?》


《何言ってるんだか》


やっぱりそういう感じなんですねぇ、イタリアさんって。

まあ、幼少期があれじゃあこうもなり得るか……。

なら私はまだ子育て成功した方ですよね。こうして憎いけれども超大国になっているわけですし。

……でも、幾ら伊王さんの子育ての仕方が悪かったとしても、あの時は戦争で忙しかったし……



……そういう意味では少なからず、私も関わっているのでしょうか……




複雑、ですね。

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