何だ…こいつは。やけに馴れ馴れしい。
誰かも知らないのに…
何か、僕に興味でも持ったのだろうか。
と、その時。
「ねぇ、何で左目に包帯つけてんの?厨二?」
はぁ…?
「…目を…怪我してて…厨二じゃ…ねーし…」
僕の左目は少し特殊だ。目の色は普通なのだが、見た目が違う。
目の黒目の中に、もう一つ目があるように見える。というかあるのだが。
この目で何かを見つめると壁を一つくらい飛ばして見れる。透けて見える…というのかな?
「へーぇ…」
「何だよ」
「なーんか裏がありそうだなぁって…まあ、そんな事はどうでも良いや!」
こいつ…。
「…で、僕を何処に連れていくつもりだ?ていうかお前は誰だ?何で天使なんだ?」
「ん?ああ…今から君が連れていかれるのは、少し特殊な天国。
んで、僕は花。(はな)僕、とか言っているけど、男性でも女性でもある、両性ね。」
「特殊な天国って何だよ…てか両性なんてあるのか。」
「そうだよ。君もとある条件を果たして天使になれば両性になれるよ。優斗くん」
「何で名前知ってんだ!?て、いうか条件って…」
「天国についてからのお楽しみ。」
楽しみじゃねーよ!何を言っているんだこいつは…
「…あとどんくらいかかるんだ?」
「少しかなー」
歩いていくと何か白い扉のようなものがあった。
天国に入る扉として、とても豪華である。キラキラ輝いていた。
続く
コメント
2件
こんにちわエヴァンゲリオンのなりきりしませんか?