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ひとしきり3人で騒いだ後、3人は就寝したが、アリィは目を開ける。

アリィ「…目が覚めちゃった。」

アリィ(本当なら…さっさと、明日に響かないようにちゃんと寝るべきだけど…。こんなことしてていいのか…もっと徹夜してでも、ジークを追うべきなんじゃって考えちゃう…。)

アリィ「…ジークは…寝れてるのかな…。今、どこで…何をしてるんだろう…。」

アリィ(せめて十分な食事だけでもしていればいいな…。こんなに離れることになったのは…)

アリィ「あの時以来だな…。」

傾「どの時以来だ?」

アリィ「…起きてたの?」

傾はアリィ達の部屋の扉にもたれ掛かり答える。

傾「今さっき起きた。」

アリィ「昨日見張りをしてくれたでしょ?ちゃんと休まないと…」

傾「これが俺の休息の取り方だ。」

アリィ「?」

傾「俺は生まれつき、どんなに疲れていても断続的に起きてしまうんだ。おかげで今も眠い。」

アリィ「なら寝なよ…。」

傾「今回は30分後になればようやく寝付けるだろうな。」

アリィ「大変だね…。」

傾「…お前にそれを言われるのはとても癪だ。」

アリィ「…ねぇどうして私を一々目の敵にするの?」

傾「…強いくせに弱者のフリをするからだ。」

アリィ「強い…そう、アンタにはそう見えるんだね。」

傾は何も答えない。

アリィ「私にアンタの苦労は分からない。私の苦労もアンタには分からない。」

傾「そうだな。」

アリィ「…アンタはなんでそんな強さにだけに目を向けるの。」

傾「言っただろ。獣人と。…お前を見ていると反吐が出る。馬鹿にされているようで。」

アリィ「同感。意味のわからない期待を向けられて。」

傾「俺はそろそろ部屋にもどる。」

アリィ「そういえばなんでこっちに来て…」

傾は黙って指を指す。

アリィ「?あれこれ…足のやけど隠し用の布…こんなところ置いてたっけ…?」

傾「愛着があるんだろ。」

アリィが布を広げてみると、染みた血も、破けた跡もきれいさっぱり無くなっていた。

アリィ「これ…アンタが?」

傾「暇を潰したかっただけだ。」

アリィ「…ありがとう。」

傾「ふん。」

傾は鼻を鳴らし、そのまま自身の部屋へと戻る。

アリィ「…ん?あれ私いつ以来かって答えてないような…。…まぁいっか。追求しなかった辺り相当眠かったんだろうなぁ。」

傾「へぶしっっ!」

壁一枚を隔てて、傾のおおきなくしゃみが聞こえる。

アリィ「風邪…?」


アリィ「んん…おはよう…」

アリィは目が覚め、先ず最初に辺りを見回す。しかし、そこにノアの姿は見たらなかった。

アリィ「あれ…?」


一方そのころ、シリル達の部屋。

傾「もっといい姿はないのか?」

ノア「いい姿って何基準なのさ…。ねぇもうこれで良くない?」

ノアが繰り返し、自身が見た他人の姿を再現魔法で模倣をする。その姿は黒髪でモノクルをつけていた。

シリル「いやそれはダメでしょ。」

傾「論外。お前1回それでフィヌノア国に侵入してるだろ。」

ノア「…昔からそうだよね。君達フェニックスは性格もバラバラで、仲がいいかって言われたら微妙だけど、意気投合すると本っ当に…めんどくさい…!!」

アリィ「こっちに居るかなと思ってきたんだけど…何してるの?」

イリア「あらアリィ、おはよう。今はノアのファッションショー中よ。」

アリィ「…え、こういうのって女の子がするものじゃないの? 」

イリア「なんかスイッチ入っちゃったみたい。」

アリィ「…そのイリア…ノアとは…」

イリア「ちゃんと…話したわ。」

アリィ「…そう。」

イリア「多分貴方にはなんの事やらよね。長い話だけど…聞いてくれる?」

アリィ「いいよ。…でもここだと邪魔になりそうだし、私達の部屋に来る?」

イリア「そうさせてもらうわ。」


アリィ「好きなとこに座って。」

イリア「ええ。…そうね。パラディソスのことから話そうかしら。 」

アリィ「ずっと気になってたんだけど…それ何?滅ぼしたって言ってたけど…」

イリア「パラディソスって言うのはね、もう今は存在しないかつて古代にあったもの。ノア達…アヴィニア人の故郷よ。」

アリィ「げほっげほっ!」

突然の情報にアリィは噎せる。

アリィ「…イリアってフェニックスなの?アヴィニア人って… 」

イリア「違うわ。ちゃんとそれも話すわ。」

アリィ「う、うん…。パラディソスを滅ぼした理由も? 」

イリア「ええ。私結構、今まで色んな開発や研究をしてきたの。中には試作段階の物もあって…。たまに暴走した野生動物って居るでしょう?」

アリィ「居るね。攻撃でもされたらひとたまりもないやつ…。」

イリア「ええ、無力化させるのにかなりの危険を伴う。だから安全に無力化させることは出来ないか、その開発もしてたの。殺す訳じゃなくて、衰弱状態にさせるといった感じ。しばらくしたらすぐ元気になるから、野生に返してあげることも出来る。」

アリィ「とてもいいことに聞こえるけど…。 」

イリア「…ええ。正しい使い方をすれば、ね。」

アリィ「間違った使い方をしちゃったの?」

イリアは頷く。

イリア「…魔法ってどうやったら使えるか…魔力の仕組みは分かる?」

アリィ「分かるけど…。その衰弱させるって…」

イリア「…ええそうよ。たまたま対アヴィニア人に最適だったのよ。彼らが普通たかが人間に負けるわけないの。…卑怯なことに私は武器を彼らから奪った。…そして襲撃した。大容量圧縮装置って、奪った土地の無尽蔵なエネルギーを、利用して出来た開発品なの。」

アリィ「うん。それで…イリアの開発品を、誤った使い方をしたのは誰なの?」

アリィがそう聞くとイリアは目をぱちくりとさせる。

イリア「間違ってないけど…よく分かったわね…。」

アリィ「イリアがやるにしては矛盾があるからね。イリアがやったなら、今更ノアに負い目を感じて、ノアの手助けするなんておかしいでしょ?ハッキリ言うけど無駄なことすぎる。それで誰なの?」

イリア「…私を作ったヒト達…両親よ。私が生まれる前から彼女達はフィヌノア国に協力していて様々な開発をしてきたの。でも問題があったの。フィヌノアの国のヒトは歳を取らないのを知ってる? 」

アリィ「知ってるよ。楽園だなんて呼ばれてるのも。」

イリア「皆、死は怖いもの。そう、まさにそこにあったのよ。ヒトは永遠の命だけど、エネルギーは永遠じゃない。いつか枯渇してしまう。 」

アリィ「そこで魔力に…」

イリア「ええそうよ。それに目をつけた。それにパラディソスは少し不思議な場所なの。私が知る限りエネルギーが枯渇したことはただの1度もない。まさに無限といっても遜色ないわ。」

アリィ「でも普通のヒトに、魔力は扱えないと思うんだけど…」

イリア「簡単な話よ。…アヴィニア人の奴隷を使えばいい。」

アリィ「…え?」

イリア「魔力は魔法として変換してるのが普通だけど、それを無理やり私達が扱えるエネルギーに変換させてる。」

アリィ「でもそれって魔力が無くなれば死んじゃうじゃ…」

イリア「…そんなことどうでもいいのよ。イドゥン教のヒト達は。…こうなったのはそもそも私がそのリスクに気づけなかったこと、持ち出させてしまったことにあるわ。…謝って済む問題じゃないってそれくらい分かってる。…だからせめてアヴィニア人から言われたことは全て従うことにした。…ただのエゴよ。」

アリィ(…悪魔という言葉が浸透したのは、何百年も前の話。イリアは多分話を聞く限り長命種だ。前に聞いた年齢は嘘なんだろう。…何百年も、ずっとその責任を感じていたんだとしたらそれは…とても辛いことだろうな。)

アリィ「…ノアはなんて?」

イリア「それが…よく分からないの。」

アリィ「よく分からない?」

イリア「ええ。今朝改めて話した時、ケイさんも居たんだけどね。ノアの返事を待っていたら、いきなりケイさんがノアを蹴って追い出しちゃったのよ。一応その後しばらくしたら帰ってきたけど… 」

アリィ「!?…アイツ、なんか言ってた?」

イリア「えーと…厩舎の水に顔でも突っ込んでこいって…よく分からなくてシリルに聞いてみたんだけど…答えてくれなくて。良かったら気が向いたらアリィも聞いてくれない?私、気を使われてる気がするの。」

アリィ「時間があったらね。」

イリア「あっ…そうよね。ごめんなさい。ノアから聞いたの。ジークのこと。」

アリィ「大丈夫。…ねぇその魔法を使えないのってさ、一時的?」

イリア「?ええ…。」

アリィ「そっか。教えてくれてありがとう。ノアはあんまり自分から答えてくれないからさ、助かったよ。」

アリィ「…シリルは家族と再会したわけだし…イリアはこれからどうするの?」

イリア「…すぐ死のうと思ってたわ。それが私に出来る唯一のことだから。」

アリィ「思ってたって ことは変わったの?目的。」

イリア「ええ。シリルと一緒にフェニックスの拠点に行くことになったの。情報整理のために来てくれって、ケイさんが言ってて。後はフェニックス次第かしら。」

アリィ「そっか。もっと早くフェニックスって言ってくれれば良かったのに。ってだめか、指名手配されてるもんね。」

イリア「ええ。」

アリィ「そうだ、これからまた会うかわからないけど…その時はアンって呼んで欲しいな。」

イリア「偽名ね?分かったわ。」


一方その頃男性陣はというと…


傾「と、とりあえずはこれで大丈夫だろう…」

ノア「やばい魔法の使いすぎで吐きそう。」

シリル「病み上がりで大きい声出したせいか全身だるい…。」

全員疲れ切っていた。


イリア「どう?調子は…って貴方達全員凄い顔だけど大丈夫?」

シリル「イリア、ごめん。多分また熱でちゃった。」

イリア「あら。仕方ないわね。横になってなさい。」

シリル「うん。」

ノア「アリィ、ちょっと肩貸して。」

アリィ「え、嫌な予感しかしないからやだ。」

アリィの拒否は虚しく、ノアは気にせずアリィの肩に手を触れる。

アリィ「ねぇ聞いた意味。」

ノア「ごめんちょっと魔力貰うね。」

アリィ「ちょっとじゃないちょっとじゃない。餓死しちゃうから!朝ごはん食べさせてよー!」

アリィのお腹が大きくぐぅと鳴く。

アリィ「もうやだ恥ずかしすぎる…!」

アリィは皆に自身の腹の音を聞かれ、蹲り恥ずかしがる。反対にこころなしか、ノアの肌はツヤツヤだった。

傾「そういやまだ朝食を取っていなかったな。…『黒馬』、何か食べたいものはあるか?」

シリル「…え?僕?。うーん…折角だからここにしか無いものが食べたいな…。」

傾「…少し待っていろ。ガキもまだ飯を食うなよ。食えば昼飯は無い。」

アリィ「なるべく早く食べさせて欲しい…」

傾「それは店次第だな。」

傾はそう言い、どこかへと行ってしまう。

イリア「いっちゃったわね。」

アリィ「シリル、アイツと仲間って大変じゃない?」

シリル「そんな事ないよ。一応…他のメンバーに比べたらアレでかなり常識人な方だから。」

アリィ「嘘!?アレで…?他のヒトにも会ってきたけど、皆ケイより常識人ぽいけど…」

シリル「それぞれの得意分野なら、ね。例えば…『羊』のカイオスは、ベツのストッパー役で、まともに見えるけどあのヒト、傾に注意されるまで、その場で見つけた虫を踊り食いしてたよ。」

アリィ「ごめんなんて??」

イリア「ヤバいヒトとヤバいヒトが並ぶと、片方のヤバさが霞む現象ね…。」

ノア「…そういえば、そんなこと記憶あったな…。」

シリル「なんというか…僕もそうだけどちょっと全員知識とか常識が偏ってるとこがあって…傾は、その中で1番まともなんだよ。まぁコミュニケーション能力が1番ダメなんだけど。」

ノア「一長一短すぎる。」

ノア「あっそうだ。傾に赤い羽根を直せって言われてたんだった。アリィ、代わりにお願いしてもいい?」

アリィ「今はちょっと無理かな…。誰かさんのせいで。」

ノア「う…だって直接貰った方が効率いいんだもん…。」

アリィ「怒ってないよ。でも出来ればご飯を先に食べさせて。寝起きってお腹空くんだからね。」

ノア「うん…ごめんね。」

アリィ「はいはい。」

傾「戻った。」

シリル「おかえり。勝敗は?」

傾「負けだ負け。定価だ。」

シリル「珍しいね。」

傾「即席で購入して作ったものだから、期待するなよ。」

シリル「たまに傾が食べてるやつだ。」

傾「中身が違う。俺が普段食べるのは塩だ。」

ノア「えっ。」

傾「何か問題でも?ガキはこれ持ってろ。食いたきゃ食え。」

そう言い、ノアに聞きながらアリィに一方的に料理の入ったお盆を傾は渡す。

ノア「いや…穀物って…いけるの…?」

傾「肉は無理だ。腹を壊す。穀物はいける。草食が穀物を食えないのは大昔の話だ。今じゃ雑食とそんな変わらないな。」

ノア「お肉はダメなんだ。干し肉よく食べれたね。 」

傾「慣れだ慣れ。好きではないがな。……。 」

ノア「どうしたの?凄いボクのこと見てるけど…」

傾「お前の外見のストックは…どうしてもそう胡散臭いものしかないんだ?」

ノア「言っとくけど今日はもう魔法を使わないからね。」

傾「分かった分かった。」

傾が改めてノアの外見に言及し、アリィもノアの外見に目を向ける。元の白く一纏めにされた長い髪と紫の瞳と違い、短い桃色の髪と瞳。それ自体は特に問題ないが、やけに派手な服装にアリィにも問題があるように感じた。

アリィ「その人実際に居たんだよね。一体どんな人…?」

ノア「よく分かんなかった。傭兵業をしてたみたいだけど、物を売ってる時もあったし…。」

イリア「掛け持ちかしら?生活が困窮しているのであれば、おかしくない話だけど…」

イリアがそう言うと皆は一斉にノアの服を指さす。

イリア「ええ…とても困窮してるようには見えないわね。」

シリル「名前はなんて言うの?」

ノア「えっとね、シイシャン・トシラトだね。」

傾「その服どうにかならんのか?」

ノア「適当に見繕ってよ。」

傾「はぁ〜〜〜。」

ノアの要求に傾は長い溜息をいやったらしく吐く。

アリィ「これ美味しいー。食べ終わったから、2人の赤い羽根貸して。直してあげる。」

アリィは傾の態度をスルーし、そう要求する。

シリル「僕から返事は出来なかったけど『梟』のアマラから聞いてるよ。お願いしてもいい?」

アリィ「うん、任せて。」

傾「当初話した通りで問題ないな?」

イリア「ええ、構わないわ。」

傾「妙な気は起こすなよ。まだお前には働いてもらうことがある。」

ノア「…ジークの事だね。」

アリィの腕が止まる。

アリィ「私聞いてないけど…何かあったの…?」

イリア「いえそういう訳じゃなくって…アレ私言ってなかったかしら…?」

アリィ「聞いてないかなぁ…。」

イリア「あらやだごめんなさい!ジークって今どういう状況か全く分からないのよね?だから万が一のために、治療のためにフェニックスと私は行動することになってて…大事なとこ省いちゃってたわ…。それ以降は私のことをどうするのか正真正銘知らないわ。」

ノア「で、実際どうなるの?」

傾「『鴉』の審判次第といったところだ。」

シリル「傾はテオスを追ってるって言ってたけど…普通そんな重要な任務リーダーがやりそうなのに…リーダーは今何してるの?」

そうシリルが聞くと、傾は怪訝な 顔をしながら答える。

傾「お前を探してる。」

シリル「あっ僕!?…その…ごめんね?」

傾「不可抗力だろう。俺はこのガキと違って理不尽じゃないからな。」

アリィ「アンタこそ理不尽の権化でしょ。どの口が?はい、とりあえずシリルの分は終わり。」

シリル「あ、ありがとう。」

シリルはアリィに渡された赤い羽根に、早速話しかける。その間にアリィは傾から羽根を貰おうとする。

アリィ「アンタも羽根渡して。その耳ちぎっても問題ないなら構わないけど。」

傾「俺の愛らしい耳をちぎるだなんて恐ろしいこった。」

そう言い、傾は羽織で隠れていた耳から赤い羽根を取り渡す。

イリア「あらそんな所にあったの…アリィ、よく分かったわね。」

アリィ「いや本当に偶然…。」

シリル「もしもし。皆聞こえる?こちら『黒馬』。」

しばらくすると、つい最近聞いたような声がシリルの赤い羽根から聞こえる。

アマラ「こちら『梟』。聞こえている。『黒馬』か?悪いが今は後にしてくれ。ちょっと高貴な身分の方の足止めに追われていて……」

アリィ「高貴な身分って…クリウス殿下のことだよね?」

ノア「だよね?ボクも思った。一体何してるんだろうね…。」

アマラ「…ん?…は!?お前今『黒馬』って名乗ったか!?」

シリル「うん。他の名前はリーダーから貰った覚えはないかな。」

傾「相も変わらず、声だけは2人前にデカくて、不快だな。『梟』なんて名前、返還した方がいいんじゃないか?とてもそのような知性があるとは思えないが。」

アマラ「聞き慣れた罵倒が聞こえるが、もしかして傾と一緒か?」

ノア「罵倒の内容スルーした…。」

イリア「慣れてるのね…。」

シリル「うん。昨日会って…その時は具合が悪くて今日に伸ばしてもらったんだ。大丈夫、僕なら無事だよ。心配かけてごめんね。 」

アマラ「それなら良かった。で?連絡するように言ったのは傾の指示か?」

シリル「半々って言ったところかな。」

傾「会話は済んだか?俺からお前に要求がある。」

傾はシリルの持っている羽根に顔を近づけ、そう発言する。

アマラ「お前今、『黒馬』の借りてるだろ。自分の分は?こうして会話が出来るということは、アヴィニア人が居るはずだが、それで使わないということは無くしたのか?」

傾「ちっ。無駄な時だけ勘がいい…。ガキ、まだ直らないのか?」

アリィ「ヒトにしてもらってるくせに態度が大きいんだから…。はい、これでできたと思う。」

傾はアリィから羽根を受け取り、話しかける。

アリィ「さっき食べたのにもうお腹空いた…」

イリア「まだ料理残ってるから食べなさいな。」

アリィ「イリアは食べないの?」

イリア「私お腹空いてないのよ。」

アリィ「じゃあ…」

傾「『梟』、シリルと、近くにいる金髪の女の回収をして、拠点に戻れ。そして、金髪の女から情報を聞いて書き取れ。場所はトスク国秋月の山、第1休憩所と第2休憩所の間にある村だ。」

アマラ「…分かった。カシラに連絡は?お前とカシラの分はまだギリギリ使えていただろ?」

傾「…少し前から音信不通だ。俺のもつい最近使えなくなったしな。」

アマラ「そうか…。まぁ寝てなきゃ伝わってるだろう。」

シリル「ベツ先輩じゃないんだから、この時間は起きてると思うけど…。別大陸に居なければ。」

アマラ「どうだかなぁ。じゃあ準備するから。大人しく待っときな。」

アマラ「おーい、それ以上は死ぬぞー。じゃあな。」

そう言いアマラは返事をしなくなる。

傾「物騒な別れ際の挨拶なことで。」

ノア「君がそれ言うの?」

ポルポルは今日もお腹が空いている

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