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ひより
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鷹槻れん

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#強引
#シークレットベビー
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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距離にして数十センチ。
その僅かな隙間から立ち上る熱気が、皮膚を通してダイレクトに伝わってくる。
「晴輝さん、コーヒーでいいですか?」
「はい、痛み入ります」
逃げるようにして立ち上がり、私はキッチンに向かい、コーヒーをカップにいれて戻ってくると
カップを持つ手が微かに揺れ、黒い液体が揺れる。
トレイを抱える指先が白くなるほど力を入れ、深呼吸を繰り返してから自室へと戻った。
彼は感心したように周りを見渡していた。
「…モカさんらしいというか…ずいぶん綺麗にされてるんですね」
「そっ、そうですか?ありがとうございます」
褒められて嬉しいような、ちょっと恥ずかしいような気持ちになる。
カチコチに固まった笑顔を貼り付けながら、急激に火照っていくのが分かる。
視線のやり場に困り、手元のカップのフチをじっと見つめることしかできないでいると
「それにしても……」
彼がじっとこちらを見つめてきた。
「……?」
「今日は、普段と違いますね…全体的に」
晴輝さんの視線が私を上から下までゆっくりと舐めるように動く。
頭頂部から始まり、巻いた髪、モコモコのニット、そして脚へ──
触れられてもいないのに、彼の視線が辿った皮膚の表面がゾクゾクと熱を帯び、鳥肌が立つ。
「あっ……あの、変…ですか?」
「いえ、いつもは大人っぽい綺麗な雰囲気がありますので…今日は一段と可愛らしくて…驚きました」
「っ…!そ、そんな…お世辞でも、嬉しいです…」
慌てて俯くと、晴輝さんがくすりと笑う声が聞こえた。
「いや、本当に可愛いですよ。髪もセットしていて…なにか良いことでもあったのですか?」
「えっ?」
顔を上げると、晴輝さんの目がまっすぐ私を見ている。
彼の黒い瞳に、必死で平静を装おうとして真っ赤になっている自分の姿が鮮明に映し出されていた。
捕獲された小動物のように、その視線から逃れることができない。
「え、えっと…恥ずかしい理由なんですけど…っ」
「恥ずかしい、理由…?」
「は、晴輝さんなら…っ、可愛いって言ってくれるかなって思って、つい…気合いが入っちゃいました…」
自分で言っておいて、一気に顔が熱くなるのを感じ、俯いてしまった。
両頬が火傷しそうなほど熱い。
消えてしまいたいほどの羞恥心が津波のように押し寄せ、指先を強く握りしめて膝の上に視線を落とした。
すると次の瞬間
「ほんと…モカさんって、いじらしいですね」
そう言いながら、彼がそっと私の頬に触れた。
「ひゃ…っ!?」
突然の接触に驚いて声を上げると、晴輝さんが楽しそうに微笑む。
「驚きすぎですよ」
「だ、だって…いきなり触るから……っ」
「…ふふっ、そういうところもウブで可愛いですけどね」
コメント
1件
うおおおおおっ第9話読んだよ!!😭💕💕 モカちゃんの「晴輝さんなら可愛いって言ってくれるかなって思って気合い入っちゃいました」がもう尊すぎて自分の頬が熱いんですけど!!🔥💖 自分からぶっちゃける女の子、最高にキュンとする…!しかもその後「いじらしいですね」って頬に触れてくる晴輝さん、反則級の甘さじゃない??あの「ひゃっ!」の声もモカちゃんらしくて可愛すぎて呼吸できない…次回も待ってるよ!!🌸✨