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【江戸時代。朋菜side】


@家屋

朋菜が住んでいる家屋は、村の中にある小さな家だ。

「私、ここで畑仕事してみたい。松前、私の立場だと広さはどのくらい?」

「朋菜様はあちらの田畑をお使いください」

そう言って松前が指したのは、村の中でも一番大きな田畑だった。

「こんなに大きくていいの?」

「朋菜様。田畑の大きさは、その人の身分によって決められているんです」

その時、朋菜の目の前を見ずぼらしい人が通りかかった。

「見ずぼらし……」

「朋菜様、そういう事は大声で言ってはいけません」

「だって……。そもそもあの人達、何をしてるの?」

「彼らは立場が下の人で、総称してえた・非人と呼ばれているんです。彼らは農業や皮革の製造の他、死んだ牛や馬の処理をさせられているんです」

「うわ……。令和だったらありえないね」

朋菜はそう言いつつ、畑を耕した。

「ここにトマト植えたいな。松前、トマトの苗ってある?」

「いえ。この世界では穀物しか植えられないことになっております」

「お米だけ…?それだと、栄養が偏るんじゃないの?」

「心配いりません。この米は、幕府に献上するものでもあるんです。いわゆる税金ですね」

「あ、なるほど……」

いや、米を税金として払うって、どういう事!?

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