『俺と別れてください』
そうふっかから連絡がきた時は心臓が止まってしまうかと思った
どうしたんだろう、?昨日まで一緒にご飯食べに行ったりしてたじゃん、
『なんで??なんかあった?』
『違うの、…俺が悪いから、』
意味がわからなかった。
俺が悪いから?…ふっかは何も悪いことをしていない。
俺はいても経ってもいられなくなり自分の家を飛び出した……
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深澤side
『俺と別れてください』
そう照に連絡をした
この決断をするまで物凄く時間がかかった、
でも俺はこれをせざる負えなかった
正直に言ってしまえば…別れたくない、
照から離れたくなかった
『なんで??なんかあった?』
『違うの、…俺が悪いから、』
いつもだったらこの優しさに心が温まるのに
今は温まるどころか痛く針のように心をえぐってくる
ガチャ
岩本「ふっかっ!!!!!!」
深澤「ビクッ、」
深澤「なんっ、で、……」
岩本「はぁっ、……なんだよあのメール、」
深澤「……やめてっ、触らないで、」
岩本「は、?ふっか…???」
深澤「もう俺、……照のこと好きじゃないの、」
深澤「俺、他に好きな人できたから、…」
これで良かったんだ、
今が良くても後に照のことを俺は絶対に傷つける
そんなの、…嫌だったから、
岩本「…嘘だね。俺わかるから。」
深澤「はっ…???」
岩本「なんで自分から別れてって言ってんのに泣いてんだよ、」
深澤「………………」
岩本「…ほんとのこと言えよ、いつまでも待つからさ、…」
深澤「………………」
深澤「………あの日、照が俺に告白してくれた日、」
深澤「俺はすごく嬉しかった、」
深澤「最初の方は幸せだった、求めて求め合って、そんな関係がたのしかった」
深澤「でも少し経つと、……俺の照に対する愛は変わっていった、」
深澤「最初はこれが普通なのかなって思った、…でもどう考えても普通じゃないことに気づくのは遅くはなかった…」
深澤「照が他の人と喋ったりしてると、…その人のこと殺したくなっちゃったり、」
深澤「照が他の人に笑ったりしてると…照を閉じ込めて、自分しか見れないようにしたくなったり、」
深澤「そんな自分が嫌になって、腕に何回もカッターで傷つけたりした、」
深澤「……引いたでしょ、???こんなの照が求めてる俺じゃないってこと知ってるから、」
深澤「だからっ、…別れたいって言ったんだ、」
ギュッ
岩本「何言ってんだよ、……」
照からのハグは苦しくて、息が出来なくなりそうだった
だけど幸せだった。
深澤「こんなの嫌でしょ、…???いつ照を傷つけるか分からない、、」
岩本「いいって、俺がどれだけ傷つこうが、…ふっかがそれで幸せなら、」
深澤「だめだよっ、…そんなのだめっ、」
岩本「いいんだって、……大丈夫だよ、ふっか。」
俺を抱きしめる力が強まった気がする、
結局俺は、照の優しさに触れるしか無かった
それと同時に何かから解き放たれたような開放感に陥った
深澤「うわぁぁんっ、…ごめん、っ、こんなんでごめんねっ、…」
岩本「…謝んないでよ、俺はずっとどんなふっかでも大好きだから」
深澤「っ、だいすきっ、…ひかるだいすきっ、」
岩本「ん、俺も。ふっかからの愛は十分伝わってるからね、無理しないで」
深澤「……うん、ありがと、」
岩本「大好きだよ、辰哉」
深澤「俺はもっと好き、大好き。俺のもの。」
岩本「ふっ、笑ふっかこそね?俺だけのふっか。」
深澤「…こんな俺を愛してくれてありがとう、」
岩本「こちらこそ。」
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コメント
4件
最高やぁ