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「ルイ、着いたぞ」
「あぁ」
ルイという名前に、俺に銃を向けている男が反応した
この男、ルイって言うのか……
「おい、何してる? 早く出ろ」
ルイはいまだに銃口をこちらに向けているため、油断はできない
つーかこいつら何なんだよ……
来る途中で質問したのに何も言わない
!!!
俺が外に出ると、目の前にスカイツリーがあった
「ここって…東京スカイツリー?」
「そうだ」
スカイツリーでゲーム……
どおりで早く着いたわけだ
「ゲームは……? 国の許可みたいなものがないと、
ここでゲームはできないんじゃないの?」
国の許可を得ていない
それでゲームはできないんじゃ……
そんな期待を胸にしていたが_
「国の許可は取った ゲームももちろんここで行う
それより早くスカイツリーの中に入れ」
…ですよね~……
ていうかなんでこんなこと国がオッケーしたんだよ?
まぁいいや
おとなしく入ろ………
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スカイツリーの最上階に着いた
地味に俺は、スカイツリーに入るのは初めてだ
シェアハウスする前は、東京から遠いところに住んでたし、
シェアハウスしてからも、撮影で忙しくて行けてなかった
“いつかみんなで行けたらいいね”
そんな話を最近してたっけ
他のみんなは、運転手と玄関にいた男2人に抱えられて来た
「これで全員か?」
「はい」
何が始まるんだろう?
今も何か話しているが、遠くでよく聞き取れない
「あれ、ここどこや?」
「もしかして、スカイツリー…?」
「でもなんで……」
みんな、目が覚めたようだ
「みんな!」
俺はみんなに駆け寄った
「じゃっぴ……なんでスカイツリーにいるのか、分かる?」
もふくんが、真剣な表情で聞いてきた
他のみんなも顔が真剣だ
「…分かるよ……」
「!!!」
「実はね__」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺はみんなに事情を説明した
みんなとても驚いた様子で、でも真剣に話を聞いてくれた
「ゲームって……」
「一体スカイツリーに来てまで何をするんだ?」
みんな不思議がっていた
いつまで待たせる気だよ……あのルイという奴は
「おや、起きたか」
!!!
ルイがこちらに近づいてきた
「ルイ……一体ここで何するんだよ?!」
「おや、わたしの名前を知っているのか
……あぁ、あの時か でも名前を知られただけでゲームに支障はない」
「その……ゲームって、具体的に何を…?」
のあさんが聞いた
「あぁ、そういえば言っていなかったね
今からするのは_ゲームはゲームでも、デスゲームだよ___」