デス…ゲーム……?
「デスゲームって……死んじゃうんですか……?!」
「あぁ」
「死ぬって……そんなことしていいと思ってんのかよ?!」
うりがルイの胸ぐらを掴んだ
「やめろうり、下手すればゲームする前に死ぬぞ」
「あぁ、今銃を取りだそうとしてたよ」
!!!
ズボンのポケットから、銃がチラッと見えた
嫌だ‥‥デスゲームなんてしたくない
でも、しなかったらあの銃でみんな死んじゃうよ……
たとえあの睡眠銃だとしても、そのあとどうなるか……
みんなで生きて帰りたい
「それで、デスゲームというのは一体何を?」
もふくんは、こんな状況でも落ち着いている
すごい……のかな?
でも俺なんて、足も動かないよ……
「それは、外を見て見ろ」
外を見ると、そこにはソファのようなものが3つおかれていた
ソファは全て色が違う
何だ、あのソファ?
宙に浮いてる?
……いや、ガラスだ
ガラスの上にソファが置いてある
「でもなんであんなところに置く必要が?」
るなさんが聞くと、ルイが一瞬ニヤッと笑った気がした
「今からするゲームは、『センタクABC』だ」
センタクABC?
何だそれ? めっちゃダサい名前だけど
「ルールを説明する」
そう言って、ルイが手を叩くと、男がテレビを持ってきた
そこにはこう表示されていた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『センタクABCのルール』
まず、ルーレットで、AとBとCを決める
Aは赤いソファに、Bは青いソファに、Cは黄色のソファに座れ
そしてCは、AとB、どちらかを選び目の前のボタンを押せ
選ばれたほうは、スカイツリーから落下する
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スカイツリーから、落下?
そんな……そんなことしたら、死んじゃうよ……
「でも、ボタン押さなかったら大丈夫なんじゃ……」
はっ確かに!
「でもそんなこと、オッケーしてくれるわけ__」
「そうだ ボタンを押さなくて全員生き残る、
そんなぬるいデスゲーム、するわけないだろう」
そうか…
それなら……絶対に1人、死んじゃうってこと?
「次の画面に」
ルイが指示すると、男がリモコンを押した
次の画面には、こう表示されていた
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なお、ボタンを押さなかったら、自分が落ちて死ぬ
また、このゲームは最後の1人になるまで行われる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「最後の__1人?!」
「そうだ」
最後の1人…
そんな……みんなで生きて帰れないの?
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