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あの日から数日後。
俺は涼子さんに敬語を使うのを止めた。
涼子さんは敬語のことが多いけど偶にタメ口になる時もあるから、かなり嬉しい。
最近、俺の機嫌が目に見えていいようで佐久間に揶揄われるけど構わない。
仕事効率もアップして万々歳だ。
これも公私混同?
プラスなんだからいいんじゃね?
***
ある日、俺が休憩室に入ると涼子さんがコーヒーを持って窓の外を見ていた。
ボーッとしているようで俺が入ってきたことに気付いてないらしい。
💙「……涼子さん、お疲れ」
❤️「えっ!……部長さん。お疲れ様です」
💙「あれ、その指どうした?」
左手の人差し指に絆創膏が貼ってある。
❤️「これは、……料理中にうっかり」
💙「そっか、気を付けて。……それに、なんか今日ぼんやりしてる?」
❤️「……さっきまで頭が痛くて。……あ、でも!もう大丈夫です!」
心配しないで下さいね、と続けた涼子さんの顔は化粧してるとはいえ白く見えた。
💙「……ちょっと、ごめん」
❤️「…え?」
手の平で涼子さんの額にそっと触れた。
空いた手で自分の額にも触れて比べてみる。
💙「ん〜、……熱はなさそう」
❤️「……は、はい」
💙「でも、ダメそうなら病院行ってね」
❤️「ありがとうございます。……それでは仕事に戻りますね」
そう言うと涼子さんはコーヒーを一気飲みしそそくさと休憩室から出て行った。
…………。
あれ、俺……。
今、めっちゃ恥ずかしいことした…?
涼子さんに触れた手が、熱い。
今更、心臓ドキドキしてる。
涼子さんも同じだったり……しないかな?
***
それから数日後。
俺は目黒を会議室に呼び出した。
二人きりの空間はどことなく、ピリッとしている。
💙「……呼び出された理由わかるか?」
🖤「全然。俺、ちゃんと仕事してますから」
💙「そうだな。仕事のことじゃない」
🖤「………だったら、なんですか」
相変わらずの無表情だ。
目黒が帰社してから営業部の成績はみるみる上昇してる。
喜ばしいことだ、それに関しては。
💙「……業務中に清掃員と話し過ぎだと、他の部署からクレームがきてる」
🖤「……………へぇ…?」
目黒の口角が微かに動いた。
🖤「それって他の部署じゃなくて…………」
会議室の長机に軽く腰掛ける。
🖤「………部長が思ってることを言ってるんじゃないですか?」
目黒の眼光が鋭くなった。
とても上司にする態度ではない。
💙「何を言ってるんだ」
🖤「幼馴染、なんですよね」
💙「…………だったら、何だ」
🖤「嫉妬ですか」
言葉に詰まる。
前々から他の部署からクレームがあったのは本当だ。
でも俺が嫉妬してるのも本当だから。
🖤「部長は、いいですよね」
💙「……は?」
🖤「……【涼太くん】のこと、いっぱい知ってるじゃないですか」
はぁ!?
何でここで涼太の話になるんだ?
🖤「でも、それは……高校生まで」
🖤「俺は涼太くんが海外に行った理由も」
🖤「記憶喪失になった理由も」
🖤「涼子さんとして生活を始めた理由も知ってます」
💙「何でだ!?」
俺が声を荒げたのを見て目黒がほくそ笑む。
🖤「教えないですよ?」
💙「お前なぁ…!」
🖤「俺は涼子さんが好きです」
💙「……っ、」
🖤「…………だから」
目黒が長机から腰を上げた。
ゆっくりと近付いて俺の肩に触れた。
目黒の顔が、唇が、俺の耳元まで来る。
🖤「部長には教えてやんない」
低い声で囁く目黒を至近距離で睨む。
そんな俺に怯むことなく微笑む目黒。
余裕そうな顔に苛立った。
その時だった。
ドンッドンッドンッ!
会議室のドアを叩く音が響き、俺達は距離を置いた。
ドアを開けると息を切らした佐久間が勢い良く入ってくる。
🩷「ぶ、部長…!」
💙「何だよ。今、話し中………」
🩷「そんな場合じゃねーんだって!」
🩷「涼子ちゃんが…!」
🩷「階段から落とされた…!!!」
💙🖤「「!?」」
佐久間からそれを聞いて俺は即座に会議室から飛び出した。
途中で何人かとぶつかったけど関係ない。
一刻も早く涼子さんの、
………涼太の無事を確認したかった。
💙❤️の物語、終盤に入りました。
❤️の状態はどうなんでしょう。
次回もお楽しみに!
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コメント
6件
誰だよ!?涼子さん突き落としたやつ!!💢出てこいやっ!!(落ち着け) ライバル🖤にドキドキ!でも基本🖤❤️推しだからもっとやれー!!ってなってる(笑) いかんいかん…。部長頑張れー! 続き楽しみです♡

ぎゃぁあああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?(うるせぇ 🖤はライバル枠だよね〜。わかる。 ❤️さん😭2人とも!早く行くんだ!