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【一章 キボウの学級裁判】
秘「砂糖…だと思うんだ。」
荒「砂糖…?」
秘「吾郎、アグネスは紅茶用の砂糖も食べていたんだよな」
蛇「はい、角砂糖を溶かさずに何個も…」
秘「だから、もし死に至る毒が入っているとしたら角砂糖だと思うんだ」
猪「待てよ、アグネスは他にも色々なものを食べてたんだ。砂糖じゃない可能性もあるだろ?」
羽「そ、そーだよ…」
秘「じゃあ…聞いていいか?毒を盛られた人は紅茶に砂糖を入れてたか?」
天「…あっ、入れたな。3個ぐらい」
兎「私も…入れました」
蛇「…確かに」
猪「…ま、じか」
秘「…逆に、他の毒を盛られてない人は砂糖を紅茶に入れたか?」
「…」
無言。きっと理解したのだろう、この事実を
紅「…毒の居場所は分かりましたわね。さぁ、砂糖を用意した人は名乗りあげなさい!」
愛「確か、砂糖を用意したのってさ」
愛「東雲だよね。」
東「…」
荒「待てよ!光が用意した砂糖の中に誰かが毒を入れた可能性はあるだろ!」
音「そうだね。じゃあ東雲の指を確認しようか」
猫「なぜ…指でござるか?」
音「あれ?共有してなかったの?ダメじゃん。ハナビ」
音「今回事件で使われた毒は瓶を触ると爛れるんだ」
音「ゴミ箱とか全部調べたけど手袋は無かったし、相当焦ってただろうから手袋をしてないと思うよ」
飯「ゴミ箱まで調べたの…?」
後半の情報は俺も知らなかった
音「さぁ、東雲。大人しく指を出しなよ」
猪「…光、お前はクロじゃないだろ?なら…指を」
羽「光ちゃん…」
東「…」
音「ほら、名探偵。手を確認しに行きなよ。モノクマいいでしょ?」
モノクマ「うーん、しょうがないなぁ」
秘「…」
俺は裁判の席から降り、ゆっくりと光に近づいた
冷や汗がひどい。できれば信じたく無かった
東「ハナビさん…信じてくれますよね?」
こちらを祈るように見てくる光の顔が目の前にある
きっとないはずだ。きっと…
俺は光の手をとった
東「いやっ…」
…
…
音「どうだった?」
秘「…」
猫「大丈夫でござるか…?」
荒「ハナビ…」
音「…はぁ、しょうがないなぁ」
早歩きで睡蓮が近づき、強引に光の手首を掴み、裁判上全体に見えるように手を上げさせた
紅「…クロですわね」
光の手には爛れて赤くなっていた
猪「なんで…なんでっ!」
羽「う、うそでしょ…」
音「ほら、真っ黒じゃん。」
東「これはっ…!」
秘「…」
音「モノクマ!投票を開始して」
モノクマ「あれ?もう投票でいいの?」
東「待って…!待ってくださいよ…!」
音「はいはい、言い訳は裁判後に聞いてあげるから」
蛇「…」
東「お願い…!お願いだから!」
光が叫び声のような懇願の声をあげる
モノクマ「じゃあ!投票スタート!」
【裁判終了】