『一章 キボウの学級裁判』
モノクマ「大正解!アグネスサンを殺したのは超高校級の先生!東雲光サンでした!」
猪「本当に…光が…」
東「…」
飯「僕たちのこと…皆殺しにしようとしたの?」
東「…それは、違います。」
天「でもなんで殺しちまったんだよ。」
東「…み、みんなの為なんです。」
秘「…みんなのため?」
東「タイムリミットが近いのにこのまま殺人が起きなかったら皆殺し、ならいっそ私が殺した方が…」
荒「それで殺したってわけか…」
音「俺が殺人を起こそうと思ってたけどね」
羽「ちょっと!」
東「別に誰かを狙ってたわけじゃないんです。ただアグネスさんが死んだのは…」
東「ただ…運が悪かっただけです」
愛「運が悪かった…ね」
東「アグネスさんは選ばれたんです。みんなのための生贄に…」
「…」
全員が引き込まれていく。光の聖母のような甘い声に
そこに釘を刺したのは美麗だった
紅「…でも貴方がやったことは自分のための行動ですわよ。」
蛇「え…」
兎「どういうことですか?」
紅「皆のためにやったというくせに裁判前に名乗り出なかったり、手を見せようとしなかったでしょ」
東「そ、それは…」
紅「裁判で犯人を外したら皆殺し、それを知らなかったのかしら」
音「さすがだね、俺も紅葉と同意見だよ。」
愛「悪いけど…私もだよ」
東「そんな…」
秘「光…」
さっきとは打って変わって、空気は光を蔑むようなものが充満している
蛇「…ですが、言い方は悪いですが東雲さんのおかげで今生きていると思います」
荒「だな、誰のためでもいいけど…俺たちが憎むべきは光じゃないだろ」
そうだ。そうなんだ
秘「…あんなに優しかった光が人を殺すまで追い詰めたモノクマが悪いんだ。」
東「…ハナビさん」
東「いえ、私のせいなんです。私が…アグネスさんを自分のために殺してしまった」
モノクマ「…はーい、段々飽きてきたのでオシオキタイム!」
東「ハナビさん、みんな、そしてアグネスさん。ごめんなさい」
秘「光…」
東「ハナビさん、絶対希望を信じ続けてください。私からの最後のお願いです」
秘「光、行かないでくれ…」
モノクマ「レッツ!オシオキターイム!」
秘「行かないでくれ!」
【先生、消えてください。 超高校級の先生・東雲光の処刑】
首に鉄の首輪がつけられ、教壇の上に
モノクマのお面をつけた30人の生徒に向き合う
次の瞬間、糸で体を動かされて黒板に字を書き始める
生徒たちは石、ガラス、トマトまで、なんでも投げ続ける
上下しながら黒板を書いているせいか、首が絞まって息ができない
ついに事切れ、息ができなくなる。死んだ後も物を投げつけられ続け、黒板を書き続ける
そしてモノクマの生徒もろとも教室は潰される
【オシオキ終了】
秘「…光…」
荒「…ハナビ、大丈夫か?」
飯「あ、あんなぺっちゃんこに…」
天「酷いな…」
秘「…」
荒「ハナビっ!」
紅「…放っておきなさい。」
俺は光の血の匂いが漂う裁判場から一目散に逃げ出した。
ただただ、逃げ出した。
【一章 キボウの学級裁判 end】
残り 12人
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!