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おぉ!!!キスしちゃったよ〜!!しにがみくんもぺいんとさんのこと好きなのかな〜(・∀・)ニヤニヤ続き早くみたいです!∧ ら ∧
し「ぺいんとさん!僕…自信ついてきたかも!」
ぺ「よかったじゃん!」
俺に対しても積極的になってくれたらな~…嬉しいのに……。
し「学校でも良い思い出がつくれそう!」
ぺ「勉強も頑張んないとな~」
し「………………」
ぺ「あれ?wしにがみさん?w」
しにがみくんだけ時が止まったように、動かなくなってしまった。
し「ベンキョウ ムリ キライ」
ぺ「でも同じ大学行くんだろ?一緒に頑張ろうぜ!」
し「うぅ………」
まぁ大学はハードル高いかもしれないけど、きっと俺たちなら大丈夫だ!!
し「もう夕方になっちゃいましたね」
ぺ「そうだな………時間、大丈夫?」
し「まぁ……少しぐらいなら…!」
そんな話をしていると、俺はあることに気がついた。
ぺ「あのさ、しにがみ……みんなお前のこと見てるよ」
し「えっなんで?!」
ぺ「可愛いから」
し「可愛いかぁ…」
可愛いだけじゃ表せないほど冗談抜きで可愛い。
ぺ「胸はって歩けばいんだよ!悪いことじゃないんだから!」
し「そうですよね!」
俺の好きな人はこんなにも可愛いんだぞ!!と叫びたい。
でも俺としにがみくんはただの友達だ。
そう思うと、だんだん悲しくなってきた。
ぺ「帰るか~…」
し「そうですね…!今日はありがとうございました!!」
深々とお辞儀をした。
し「また、誘ってください!!」
ぺ「おう!!」
楽しくお喋りしながら帰っていると、辺りはすっかり暗くなっていた。
し「家に近づいてると思うと寂しくなるなぁ……笑」
ぺ「だな…笑」
前髪を切ったしにがみくんが別人に見えて仕方がない。
俺から離れていきそうで怖い…。
し「ぺいんとさん?大丈夫ですか?」
ぺ「しにがみ………」
し「?」
触れたい……でも…我慢しないと…!
ぺ「やっぱなんでもない……笑」
ばれないように、作り笑いを顔に貼りつける。
し「ありがとうございました!ではまた!」
ぺ「おう!じゃあな!」
俺が俺を抑えられなくなる前に、一刻も早く一人になりたい。
今はその事しか頭になかった。
し「…………」
視点 sn
し「…………」
小さくなっていく背中が、僕から離れていくことを表しているようで怖い。
きっと僕たちはいつか話すこともなくなる。そんなことはわかってる。
だけど…それがもし次会ったときだったら?そんなの嫌だ。それに……
まだ一緒にいたい…
ぺいんとさん……行っちゃう………
気づけば僕は走っていた。
嫌われてもいい。追いかけずに後悔するより追いかけて後悔する方がましだ。
し「ぺいんとさん!!」
ぺ「ん?うわっ!?」
僕はぺいんとさんに抱きついた。
ぺ「どッどうしたの?!」
し「まだ……一緒にいたいです」
心臓の音がだんだん大きくなっていく。
嫌われたかな…?
ぺ「…場所……移動しよっか…!」
し「!…はい!」
視点 pi
近くの公園に来た俺たちは、ベンチで少し話すことにした。
ぺ「どうしたの?」
し「まだ…一緒にいたかったので……でも迷惑ですよね…!笑」
しにがみ君を見ると、今にも泣き出しそうだった。
し「このままぺいんとさんが離れていきそうで…怖くて……」
声が震えていた。
ぺ「しにがみくんから離れるつもりはないよ、この先何があっても」
あれ……?俺遠回しに告ってね?
し「グスッありがと…ございますグスッ」
そっと抱き締めた。そして頬に手をあて、
ぺ「しにがみ…好きだよ」
キスをした。
し「んむ///」
月の光に照らされたしにがみくんの顔は、とてつもなく愛しかった。