ぺ「あのさ…!家まで…送るよ……!///」
し「あッありがとうございます///」
もう少しだけ……!
ぺ「また誘うから…!遊びに」
し「!、はい!!」
家までの距離は以外と短く、その上気まずい空気のまま家に着いてしまった。
し「じゃあまた…!」
ぺ「おう!またな!」
その日は手を振ってそのまま別れた。
~月曜日~
朝いつものように登校していると、校門の前が騒がしいことに気づいた。
ト「ぺいんと!」
ぺ「あっトラゾーおはよ!なんであんな騒いでんの?」
ト「あーなんかね、めっちゃ可愛い子がいる~とかって女子たちが言ってたよ」
ぺ「めっちゃ可愛い子……?」
嫌な予感がした。
ト「うん!多分しにがみさんじゃない?」
ぺ「まじかぁ……」
ト「しにがみさんってあんなに可愛かったんだね、わんちゃん俺好きになれるかも笑」
うるせぇ!お前にはいなりさんがいるだろ💢と、何度も心の中で叫んだ。
ぺ「それな……笑」
てか一瞬であんなに女子をメロメロにさせるとはな~
………待てよ…こんな俺がしにがみくんと一緒にいたら…………
あの女子に蜂の巣にされる…!
ぺ「ラインで伝えよう…」
俺はポケットからスマホを取り出し、しにがみくんへメッセージを送った。
ぺ(しにがみ!)
し(ぺいんとさん!おはようございます!!)
ぺ(あのさ、当分帰り一緒じゃなくなるかもしれない!)
し(了解しました!)
とりあえず蜂の巣になることはなくなった…はず!
ぺ「これでオッケーだな」
ト「え?何が?」
ぺ「なんでもない!それよりさ───」
俺はトラゾーと話ながら学校の中へ入った。
視点 sn
いつも通り登校していると、僕を見るたくさんの視点に気づいた。
ク「あれ?しにがみくん?」
し「クロノアさん!」
ク「めっちゃ可愛くなってんじゃん!」
どこかを見ながらクロノアさんが僕に寄ってきた。
し「あの……毎回距離近すぎません?」
ク「そう?」
距離は近いがいつも目線の先のは別の人がいる。
クロノアさんの目的がわからない。
ク「しにがみくん?どうしたの?」
し「えっあっなんでもないです!💦それより早く行きましょ!」
クロノアさんのあとに続いて校舎へ向かう。
堂々と歩く後ろ姿は何度見ても美しかった。
じっと見つめていると、視線に気づいたクロノアさんが振り返った。
ク「そんな見つめられたら照れるんだけど笑」
し「いや~やっぱりクロノアさんはかっこいいな~って思って笑」
ク「ありがとう笑」
照れているのを隠すように、僕の頭を撫でた。
視点 pi
ト「しにがみさん…すげーな…!笑」
ぺ「だな~」
ト「教室から女子いなくなったぞ笑」
休み時間になった瞬間、女子が消えた。
なんなら男子もほとんどいない。
ト「い~な~、俺もモテたい!!」
ぺ「お前はいなりさんがいるだろ!」
ト「まぁね!笑」
なんだこいつ……うぜぇ…
子供できたら俺が名前つけてやる……!笑
そして、しにがみくんの人気は日に日に上がっていった。
~数日後~
しにがみくんに会えてない……
夢でもいいから会いたい…
ト「ぺいんとー、イケメンが呼んでるぞー」
ぺ「えっ!?」
もしかして……しにがみくん?!
あっ…でもしにがみくんはイケメンじゃなくて可愛いもんなぁ…
てことは……
ク「やほ~」
やっぱり…
ク「空き教室いって話さない?」
ぺ「いいですけど…」
ト「じゃあ俺帰るわ!」
ぺ「おう!」
トラゾーが帰り、気まずい空気になる。
ク「移動しようか」
ぺ「はい…!」
空き教室は蒸し暑く、真っ暗だった。
俺は窓を開け、外を眺めた。
ク「しにがみくんが可愛くなった原因…ぺいんとでしょ?」
ぺ「そうですけど……それが何か…?」
ク「そんな警戒しないでよ笑」
そう言いながら、俺の背筋から首もとまで指でなぞった。
ぺ「ひッ///」
俺の反応を見てクロノアさんが声をあげて笑った。
ク「ぺいんと最近テンション低いよね、しにがみくんに会えないから?」
ぺ「…まぁ……」
何で知ってるんだ…?
そう思いながら後ずさりをする。
ク「どうしたの?逃げないでよ」
クロノアさんが近づいてくる。
そして、俺はついに壁まで来てしまった。
どうしよう…逃げられない……
俺は目を瞑り、流れに任せることにした。
コメント
2件
200にしたから続きを早く...
クロノアさぁん?!ぺんちゃんはがんばぁ!!続き楽しみに待ってます!