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酷く暑い真昼の今日、僕は外を出る気になれなかった。窓の外からは、無邪気に遊ぶ子供たちの声が聞こえる。何かを叫ぶように鳴く蝉の鳴き声と、母が気晴らしにと付けた風鈴の音と共に。
その全てが鬱陶しく感じた。夏は嫌いだ。暑いし夏休みの課題は多いし、好きになれる理由が一つも無い。あー、ほらまた虫が入ってきた。窓は開けてちゃダメだな。早く閉めておかないと。_____いや、閉めるのはやめよう。なぜかって?もうわかってる人はいるだろ。そうだよ。
如月さんを…。好きな人を見たいんだ。