TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

最後まで

一覧ページ

「最後まで」のメインビジュアル

最後まで

3 - 有り得ない

♥

50

2022年02月22日

シェアするシェアする
報告する

─────────────────


「いただきます」

「いただきま〜す!!!」


たくさんの夕飯達が食卓を埋める。

煮物をひなたは頬張る。


「うわぁあ!!!やっぱいおりのお母さんの料理は本当に美味しいですね…!!!」


ひなたは幸せそうに言った。

母も嬉しそうに微笑んだ。


「ありがとうね、馬越さん。本当にいい子だね〜。今回の件は取り消しかなッ」


「ち、ちょっと母さん…」

優しすぎる母を軽く注意した。流石に、流石に甘やかしすぎだ。


「いいじゃない〜いつもこんな馬鹿娘と仲良くしてくれてねぇ〜。……」


(…は、んだこのババア…!!!)

流石に罵倒がうざくなってきた。絶賛反抗期の私は怒りが溢れそうだった。


「そんな…こっちこそ、勝手に家に入り込んでいますし…私の方が酷いことしてます…」


(ひなた…お前…)

ひなたは何度も言うが良い人すぎる。すぐに男に捕まりそう…という偏見は置いといて。


もういい加減この場にいると精神がすり減って耐えられなくなるからさっさと夕飯を食べて自室に戻った。


「なんなんだ…あのババア。気色わりーな」

いつも気色悪いと思っていたが今日は妙だ。

本当の意味で気色悪いと思った。


なんか、変だ。


喋り方、雰囲気、顔が。


へらへら喋るし、赤い雰囲気してるし、顔が他の人だ。


嫌だな、こんなの信じたくねーな。

有り得ないな…。

「……気持ち悪いから一旦寝よう…」


考えれば考えるほど頭は回るだけでフラフラしたから一睡することにした。

この作品はいかがでしたか?

50

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚