過去編入るよ 少しだけ呪鬼要素有り
俺はらっだぁが嫌いだった
叩かれて蹴られて奪われて
そんならっだぁが大っ嫌いだった
だから俺はあの神社へと向かった
「これが噂の…」
その神社はボロボロで今にも崩れそうだった
そして俺は目の前に立って言った
「らっだぁを…消してください」
「本当にいいんだな?」
低く体に響く声が聞こえてきた
「はい…」
「わかった」
「願いの代償は君の声とかでいいか?」
「俺の声…?」
「あぁ 俺はな君の声が気に入ったんだ」
声の代わりにらっだぁが消える
それならこの声はいらない
「はい…この声を差し上げます」
俺がそう言った途端目の前が光った。
気づいた時には声が出なくなっていた。
それから俺は一人で逃げ出した。
スマホの振動
鳴り響く通知と共に
どこか遠くへ
逃げ出した。
ここが何処かもわからない
もういっそ死んじゃおっかな
生きてても意味ないかな
もう誰にも愛されていない俺は
この世界にいらないな
そうして俺は目の前に広がる海に飛び込んだ
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