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実況者×童話 第五弾
今回はいつもの4人だけ!
むかーしむかしある所に、マッチを売っていた少年がいました。
少年は、冬にマッチを売るのは危険だと思い、父親を言いくるめて夏に販売しました。
少年「前提から壊れちゃった」
???「ゲストがいないと本当にやりたい放題になるからね」
???「さては、ナレーションの立場を悪用してシナリオを壊す気だな」
勿論だよ。悪いか?
少年「まあいいけどさ、ゲストが参戦した時はシナリオは過度に壊さないで」
分かってる。こう見えて理性はある大人なんでね。
少年「へぇー……」
そして辺りが暗くなって、*Summer Festival* の晩の事でした。
一人のみすぼらしい少年が、帽子も被らず裸足で歩いていました。
この子は家を出る時は、それでも靴を履いていたのです。
所が、これはお母さんが履いていた物だったので、大きすぎました。
しかも、さっき往来で二台の馬車が恐ろしく走ってきた時に、片方はなくし、もう片方は男の子が持って行ってしまったのです。
こうして、この少年は寒い道を裸足で歩いています。
古ぼけたエプロンの中には、マッチを沢山持っていました。
少年「マッチはいりませんか……」
そう言っても、誰も恵んでくれませ――な訳あるか、普通に売れたわ。
少年「この時代に誰が買い取るんだよ」
俺☆
少年「うん、かざねならそうすると思った」
???「どういう風に買い取ったんだろう」
じゃあ、RPするか。しゅうと、あの裏声でお願い。
少年「ええ、仕方ないな……」
少年「(裏声で)マッチ、マッチはいりませんか?」
町の住人「いるいる、是非くれ。100箱欲しい」
???「これ、しゅうとに対する贔屓だろ」
同じグループのメンバーを可愛がって何が悪い。
しかし、大量に売れたとはいえ、懸念点があります。
売り上げを全部父親に奪われる事です。
少年「児童労働なんてこんなもんだろ。別に俺は利益なんて期待していない」
いいの? 努力の結晶をあんな親に奪われるなんて。
少年「努力というより監督の贔屓では……?」
うるせえ、あの金は努力の結晶なんだよ。
少年は父親が大好きです。でも、同時に嫌いでもあります。だから、少年はどうするか考えていたのです。
少年「家に帰りたくないな。はぁー……」
少年は幸せだった日々を思い出しました。
毎年Summer Festival になると、大きな提灯を飾ります。
少年「いや、ここどこなんだよ。一応外国の童話なんだよね?」
少年は屋台のお小遣いを貰えるのを、それはもう楽しみにしていました。
少年の家は、お婆さん、お父さん、お母さん、そして少年の、4人家族でした。
……しかし、お母さんが病気で亡くなってしまってから、お父さんは変わってしまいました。
毎日お酒を飲むようになったのです。
間もなくしてお婆さんも亡くなってしまうと、お父さんはより一層お酒に溺れ、とうとう働く事さえやめてしまいました。
それから毎日、少年はこうしてマッチを売り歩き続けているのです。
雨の日も、雪の日……じゃねえ、今は夏だ。
とても暑い夏の日も……
少年「…………」
……あの罵倒は、走馬灯のように思い出してしまいます。
父親「何でそれだけの事ができねぇんだよ。大人しく俺の言う通りにすればいいんだよ、無能が!」
父親「俺に話しかけんな。お前は俺の出すノルマを達成して、それを報告すればいいだけなの。できませんでしたは許さねーから」
父親「パパー! ママー! あの子が無能なせいで俺は働けねぇんです」
父親「お前が『やればできる子』だったら、世界中の親が泣き寝入りだな」
父親「人生を舐めるのは勝手だが、こっちの時間も舐めるのはやめろ」
父親「生まれ変わってもお前は同じだろうな。運じゃない、性根が腐ってる」
父親「お前、”希望”って言葉知ってるか? 俺はお前を見て、それの反対語を作りたくなった」
途中、違和感のある発言があったような気がしますが、まあ良しとしましょう。
少年(絶対3、4個目から生成AI使った)
久々の4人だからゆる~くやりたいのに、ここまで鬱表現があるとなー……
少年「……監督?」
よし、壊すか!
じゃあ、ナレーションの俺が少年に話しかけよう。
(窓を割って少年に一直線に走る)
やっハロー、少年。お前が欲しい!
少年「知 っ て た」
父親「い つ も の」
お前を攫いに来たぜ。たらふく餌をやって、父親に見つからぬよう存在を隠し、上級国民に嘲笑われないよう矯正してやるからな。
???「めっちゃいい奴で草」
マッチ? 今の時代には古い。よくこんなものを売らせようと思ったな。
少年(さっきマッチ100箱購入した奴が何か言ってら)
少年「お父さんにやれと言われて……」
どんな状況か知らんが、お前の父親最低だな。〈自己規制〉で〈自己規制〉な〈自己規制〉が。
父親「その発言はやばいって!」
はいどーん。
少年「まさかの家凸!?」
お前がこの少年の父親か?
父親「え? そうだけど。どうした、あんなゴミ連れて」
マスタースパーク!
父親「うわぁーぁぁ」
???「えー、補足しますと、役者は生きています」
こうして、父親から離れた少年は、いつまでも幸せな日々を過ごしましたとさ。めでたしめでたし。
少年「途中で早く終わらせたかったのが見え見えなんだけど」
祖母「……待って、俺の出番は無し!?」
少年…しゅうと
父親…りもこん
祖母(出番なし)…ふうはや
ナレーション、町の住人…かざね
ふうはや「途中で、凄い無理やり終わらせた感があるけど、飽きた?」
かざね「うん。元々これ、没作品だったから。ナレーションで暴れようと思ったけど……」
しゅうと「ダメだった?」
かざね「ダメだった(´・ω・`)」
りもこん「今度こそ、ちゃんとしたシナリオ作ってくださいよ」
かざね「嫌だね」
ふうはや「かざね、いつあんなリアル狂人みたいな性格になったんだ……」
しゅうと「かざねはね、壊れちゃったんだ。周りの人の影響で」
しゅうと(ゾムさんとかひなこさんとかの影響が……のあさんがせめてもの良心だった記憶しかない)
かざね「流石に次はゲスト呼ぶか。俺らだけだとシナリオそのものが壊れるって分かったし」
こんにちは、新庄真冬です。今回はギャグをエスカレートさせないように調節した回となっております。
アフタートークでかざねが言った通り、ほぼ没作品です。ですが、そろそろこのシリーズを更新させないと失踪したと思われそうだったので、出したという感じです。
実はこのシリーズ、ちゃんとした世界観を持っていて、その世界観を壊さないように書いています。最低でも、その世界観を仄めかすまでは、このシリーズを続けたいと思っています。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。