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グノーシアネタバレ注意!
~終了条件を満たしました~
―5分後―
…やっと終わった。
生き残ったのは、私、SQ、そして…沙明。
「お、勝ち?やったー!」
SQはそう言ってぴょんぴょんと跳ねた。
…兎か。君は。
私たち、グノーシアメンバーは、今まさにお祝いムードだった。
「へー、あんな危機的状況でも勝てるんすねぇ?」
「うるさい。」
これは本当に私事だが、こいつを今すぐにデブリとして捨ててやりたい。
…私は本当に沙明が嫌いで、何度かループする際に会議前にやってしまう時がある。
これを直したいのだが、どうも直らない。
…だから仕方がないと割り切っているのだが。
「ねね、セツちゃん。」
SQはそう言って私の肩をぽんぽんと叩く。
「何?」
「…また、ループしちゃうんでしょ?」
私はその言葉を聞いて耳を疑った。
…なぜ、SQがこのことを知っている?
…いや、こいつはマナンなのか?
訳がわからない。
「いや、寝言で聞いてしまったのDEATHよ。「またループした」って。」
SQはそう言って少しきがかりそうな素振りを見せた。
「あ…多分…そう…。」
私はそう言って少し俯く。
沙明は「リアリィ?」とだけ言っていた。
「…じゃあ、そんなセツちゃんに一つアドバイス!助けてくれたお礼、NE?」
SQはそう言ってくるりと回って私の前に立った。
そして、SQは顔を少し引き締めて言う。
「基本、私は信じなくていいのDEATH。ほら、SQちゃんこんな性格だから。NE?」
そう言ってSQは満面の笑みで笑った。
「SQ…。ありがとう、今後のヒントとして使わせてもらうよ。」
私がそう言うと、沙明が横から出てきて言った。
「どっかの世界線で俺に熱いベーゼ頼むわ!」
「熱い腹パンならあるからいつかお見舞いしておく。」
「は!?ちょ、ひどすぎやしませんか!?」
私はちょっとおかしくて口元が緩んだ。
そして、二人に告げる。
「…また、よろしくね。」
目覚めた先は、いつも通りの世界。
「やっぱり、ループしたのか…。」
そう呟いて私は共同寝室から出る。
メインコンソールに行くと、やはり会議が始まっていた。
ステラが心配そうな顔で言う。
「まだ沙明さんがいらっしゃってないのです。何度も声をかけたのですが…。」
私は少しため息を吐くと、ステラ達に言った。
「…沙明呼んでくる。ちょっと待ってて。」
そう言って足早にメインコンソールを出て、娯楽室まで走った。
「一発腹パンしてやるんだから…。」
拳を握りしめ、私は固く決意をした。