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猫塚ルイ

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ひより
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(自分から誘ったのに…?)
さすがにその言葉は飲み込んだけど、言い返したくて仕方なかった。
だが、言い返したところで私が惨めなのは変わらない。
サラは事実を言っているだけなんだ、と自分に言い聞かせるしかなかった。
しかし、サラの爆弾発言は止まらず
「ねぇ晴輝さんもそう思いません?男の人だって、隣に連れて歩くなら私みたいに華やかで気が利く子が絶対にいいですよねぇ♪」
「モカみたいに地味でリアクションも薄い子とデートしても、男の人は1ミリも楽しくないっていうか~?もはや女やめてますよねぇ~♡」
男性陣に確認するようにキャハキャハと笑った。
何も反論できない私に代わって、私の隣にいたユミが
「さ、サラ言い過ぎだよ…」とフォローに入るが
サラ自身は悪びれる様子なんて1ミリもない。
「えー言い過ぎ?wごめんごめん、わたしサバサバしてるから思ったことつい口に出ちゃうんだよね〜〜ほんっとごめんねぇ?」
笑いながら謝られて、笑いものにされて
こんな光景はいつものことなのに、周りが庇うから余計に虚しくなる。
みんなも、サラみたいに私を貶して笑いものにしてくれた方が気が楽なのに。
優しくて、胸が痛む。
無論、場の空気は最悪だ。私のせいで。
「…っ、ご、ごめんなさい、私のせいで」
「ほらぁ、モカが地味で気が利かないブサイクだから場の空気終わってるじゃ~ん!最悪ぅ」
もう、帰ろう。無理だ、こんなところ。
男性陣も、他の女の子も困ってる。
私がいるだけで迷惑なんだ。
しかし、突然晴輝さんが口を開いた。
「確かに、サラさんの言うとおり、最悪の空気ですね」
その瞬間、一筋の光が絶たれたように視界が暗くなった気がした。
この人も、サラを選ぶんだ───
分かり切っていた、分かり切っていた筈なのに
優しい言葉をかけられて、一瞬でも期待した私がバカだった。
みんな、サラの味方をするんだ。
私みたいな地味女がいても、やっぱり邪魔でしかないんだ。
そう思うと逆に心が軽くなって、息がしやすくなった気がした。
「ほら、モカ言われてんじゃんw 分かったら帰りな?」
「………うん」
それがその場の総意だとわかった私は、バックを持って立ち上がろうとした。
そのときだった────
「なにを勘違いされているのか。美篶さん、貴方が帰る必要はありませんよ」
「「え?」」
瞬間、サラと私の声が重なった。
「いや、ちょっ晴輝さん?今最悪だって言ったよね?なんでモカのこと引き止めるの…?」
珍しくサラと同意見だ。
しかし
意味を探すよりも早く、晴輝さんが口を開いた。
「…ええ、言いましたよ。ですがそれは、美篶さんのことではありません」
「は?じゃあ誰のこと言って…」
コメント
1件
うわああ第3話読み終わったよ〜!!😭💕 モカちゃんの立場がホント辛すぎて胸がギュッてなった…。あのサラの発言ムカつくけど、周りが気遣ってくれるほど余計に辛いって描写がリアルでグサッときた。でも最後の晴輝さんの「美篶さんのことではありません」からの流れ、神すぎか!!?!ちょっと期待しちゃう展開に心臓バクバクだよ…次どうなるの、早く続きが気になる〜〜!!✨