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No title

2 - 〇月‪✕‬日 月曜日 自宅・登校前

♥

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2023年01月29日

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‪…✕‬月〇日 月曜日…

「香奈ー!かーなー!起きてー!」

聞き慣れた母の声。

「もう5時40分だよー」

5時30分に起きなきゃダメなのに、10分は毎朝寝坊してしまう。朝が弱いせいだ。

「……はーい」

やる気のない私の返事。

顔を洗い、歯を磨いてドアを開けると、もう朝ごはんが用意されている。

ご飯と、味噌汁と、昨日の余り物。

ご飯を喉に押し込む。朝はこんなに食べられない。

【今流行りの絶品スイーツ!~~~】

聞き慣れた、テレビの人の声。

月曜日は、やっぱり憂鬱だ。

「香奈、もうこんな時間じゃん」

ふと時計に目をやる。6時20分。

私は、ご飯を食べるのが遅い。

「あ、ほんとだ。着替えてくる。」

重い足取りで自室へと足を運ぶ。

いつも見ている制服。

白いブラウス、チェックのスカート。

全て着終わったら、髪を結ぶ。

私はショートカットの方が好きだ。

だけど、母や友達が

「香奈は髪が長い方がいいよ」

と言うから、髪を伸ばしている。

正直、結ぶという作業はとてつもなく面倒だ。

歯を磨いて、今日の準備をする。

軽いはずのリュック。なんだか重い。

「あ」

リュックを背負った後に気づいた。リボンなどを付けていない。

机の上にあるリボンを取り、着ける。

私は冷え性だから、ニットの上にブレザーを着る。

忘れ物は無い。

「いってきます」

「ん、いってらっしゃい」

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