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始まりのお話。の続き。🩷💛の関係に🤍が絡んできます。
ほぼ🤍💛です。
性表現を示す言葉少し有り。
💛視点
昨夜も勇斗の部屋に行った。
当たり前のように泊まり求められ愛し合った。
💛「…ィタ」
🩷「大丈夫?」
💛「あー…うん、大丈夫。いつものやつだから」
腰に手を当て休んだ俺を勇斗は目ざとく見つけ素早く駆け寄って声をかけてきた。
❤️「仁ちゃん無理しなやー?」
💙「ちゃんと通院してよー」
💛「うん、ごめん、大丈夫だから続きいこ!」
🩷「…」
チラチラとこちらを伺いながらピッタリと寄り添う勇斗に内心ヒヤヒヤする。
過保護まじやめろって…。
🤍「……」
💛「…ん?」
立ち止まった柔太朗がこちらを黙って見つめていた。
💛「柔?」
🤍「勇ちゃんてほんと過保護」
💛「え…」
🩷「仁人に倒れられたら困るの俺たちだろ!」
🤍「倒れるって…だってずっと付き合ってる腰のやつでしょ?」
❤️「柔太朗どしたん?」
なんとなく棘のある柔太朗の物言いに焦ったように舜太が割って入った。
🤍「別に…」
🩷「柔、絡むのやめろよ」
🤍「やめて欲しいのはこっちなんですけど」
🩷「は?」
💙「もーやめろってお前ら」
❤️「仲良くしよーやー」
泣きそうな舜太の声にその場の空気が変わり皆ハッとしたようだった。
🤍「ごめん…」
💛「いや、いいよ。練習妨げてごめんな?」
🤍「仁ちゃんは悪くないよ…。」
不貞腐れたようにシュンとした柔太朗が呟いた。
どうしたんだろう。
レッスンが終わり皆帰宅の準備を始めている。
💛「柔太朗、この後時間ある?」
🤍「え…」
💛「飯行かない?」
🩷「えーいいなー俺も、」
💛「悪い、今日は柔と二人がいいんよ」
また目ざとく駆け寄ってきた勇斗を俺が静止すると分かりやすく唇を尖らせてUターンして行った。
💛「いける?」
🤍「うん…」
やっぱりおかしい。気まぐれなところはあるけどいつもはここまで分かりやすく突っかかる奴じゃない。話を聞かなければ。
俺が原因なら尚更。
―
💛「悪いね。来てもらっちゃって」
🤍「んーん。別に、ご飯どうしようかなって思ってたし」
さっきまでの刺々しい雰囲気は何処へやら。
柔太朗は気分良さげにメニューを開いている。
鼻歌まで聞こえそうなテンションだ。
🤍「俺これにする」
💛「じゃあ俺はねー、これかな」
タッチパネルで二人分の注文を終えた俺は柔太朗に向き直った。
🤍「で、仁ちゃんなに?」
💛「え?」
🤍「俺に話あるんでしょ?」
💛「あー、、うん、あるけど、、」
🤍「うん」
💛「…最近どした?」
先に切り出され少し戸惑った結果、とてもフワッとした質問になった。
🤍「んふ、、変なの。俺はどうもしてないよ」
💛「んー、、でもなんか悩んでるだろ?」
🤍「…そう見える?」
💛「うん」
🤍「…あー。まあ、悩んでるっていうか」
💛「うん」
🤍「仁ちゃんと勇ちゃんの距離最近変だよね」
💛「……」
なんて事ない風に言われたが、その目は全く笑っていない。
💛「…、変って、なんで?」
🤍「いやー、バレバレだよね」
💛「…なにが…?」
やばい。一気に手汗がすごい。
さっき勇斗の申し出を断った自分を少し呪った。
🤍「勇ちゃん、仁ちゃんにピッタリくっついてさ、過保護にも程があるよ。まるで体調悪い彼女の心配してる彼氏じゃん」
💛「…、」
🤍「ハハッ、当たり?」
💛「ちがう」
🤍「…俺に隠せると思った?」
鋭い目が俺を捉える。
なんで、俺は気付かなかったんだろう。
🤍「仁ちゃんはうまく隠してたよね。問題は勇ちゃんだよ」
💛「え…」
🤍「あんな風にしてたらいつか他にもバレるよ?」
💛「な、なにが…」
声がうまく出ない。
対面席の向こうの柔の顔がゆっくり近付いてくる。俺の青ざめた顔の横を通り耳元で小声で囁いた。
🤍「二人、セックスしてるでしょ」
心臓が跳ね上がり、助けを求めたかった。
今一番触れてはいけないであろう彼に。
――
あれからすぐに食事が来たがまともに喉を通らなかった。
柔太朗は「お腹空いたー」と呑気に伸びをしてペロリと平らげて、「仁ちゃん食べないの?」なんて言った。
凍りついたような俺の様子を値踏みするかのように眺めながら柔太朗は席を立つ。
🤍「食べないなら行くよ」
💛「…え…どこに」
🤍「俺の家」
💛「……」
ここではこれ以上話せない話だ。
逃げ出したかったがその提案に従うしかない俺は既に背中を向けて歩き出した柔太朗を追いかけるように席を立った。
手を挙げてタクシーを止めた柔太朗が俺を目線で従わせる。車に乗った俺たちは無言のままだった。
なにを話せばいいかわからない。
この後どう言えば誤魔化せるのか、それだけが頭を巡っていた。
守らないと。柔も勇斗も。みんなも。
なかったことには出来ない。勇斗は俺の中でなによりも大切な場所に居て、そして今俺を追い詰める張本人の事も大事だった。
今までの勇斗との甘いやり取りが今は後悔として駆け巡る。泣きそうだった。
🤍「仁ちゃん、着いたから」
💛「っ…」
🤍「…行くよ」
柔太朗のマンション前で止まった車の中で俺は固まっていた。涙がこぼれそうで、どうにか堪えながらタクシーを降りた。差し出された柔太朗の手を取ると思った以上に温かかった。
何故だかそれだけで少し安心した。
―ガチャッ
鍵の閉まる音。
柔太朗の匂いがする部屋は前来た時より幾分か無機質になったように感じた。
🤍「座って」
💛「……」
飲み物を入れる音が聞こえる。
自然と正座になった俺の前にコトリとグラスが置かれた。
🤍「アイスティー。甘いよ」
💛「…ありがと」
少し涙が引っ込んだ俺は出されたアイスティーに口を付けた。…甘い。
🤍「…俺仁ちゃんを責める気はないよ」
💛「………ごめんなさい」
🤍「ハァー。認めるんだね」
💛「ご、めん…」
また涙が溢れ出す。認めるしかなかった。
目の前の男に嘘はつけない。わかってここに来た。
でも…
💛「俺が悪いんだよ」
🤍「……」
💛「あの…勇斗はたまたま、俺が、っ、勇斗のこと…っ…」
黙って俺を見つめる瞳が一瞬鋭くなる。
それも涙で滲んだ俺の目はうまく機能してなくてよく見えない。
でも最後の一言はなんとか飲み込んだ。
勇斗が好き……それだけは言えなかった。
💛「俺が頼んだんだ、」
🤍「…頼んだって、何を?」
💛「……して欲しいって」
🤍「勇ちゃんに?」
💛「……うん」
🤍「セックスしてくれって?」
💛「……っ」
恥ずかしさと情けなさで涙が止まらなかった。
こんな事を言ってる俺も直接的な言葉で俺を尋問するような柔太朗もなにもかもが嫌だった。
🤍「…なんで?」
💛「…へ?」
🤍「なんで勇ちゃんにそんなこと頼んだの?」
💛「え…それは…」
🤍「まーいいけど。」
💛「……」
イライラしたように言う柔太朗にビクビクしてしまう。
🤍「…じゃあさ」
💛「…?」
🤍「これからは俺に頼んでよ」
💛「は…?」
🤍「俺に頼んで?」
💛「え…」
🤍「たまたまなんでしょ?勇ちゃんにそう言ったのは。ならこれからは俺がするよ。してあげる」
💛「な、に言って…」
🤍「勇ちゃんはダメだよ。あんな分かりやすく態度に出してさ、向いてないよ」
💛「向いてないって…」
🤍「仁ちゃんは任せておけない。」
スっと立ち上がった柔太朗が俺の横に来てグイッと腕を掴んで持ち上げた。
💛「痛っ…」
🤍「あ、ごめんね?」
💛「ちょ、っと待って、柔!」
🤍「ハイハイ」
そのまま立たされグイグイと引っ張られ強引に歩かされる。
向かう先は…
💛「ちょ、ちょっと待って」
🤍「なに」
💛「こんな、の嫌だっ」
🤍「俺が嫌なの?」
💛「…ちがう」
🤍「じゃあいいじゃん。なにが嫌なの」
💛「…っ」
こんな強引なのは嫌だ。柔太朗は違うだろ?
俺なんかにそんな感情持たないだろ?
愛してないだろ…?
なにより俺が愛してない、ちがう。
こいつと俺はそういうのじゃない。
💛「…や、やめて」
🤍「…は?」
💛「柔太朗、いやだ」
🤍「…まじでムカつく、仁ちゃんのそういうとこ」
💛「あっ!」
柔太朗のベッドに投げ出された俺はいとも容易く組み敷かれる。
なにもかもが分からなかった。
なんのためにこうするのか、なんでそんなに怒っているのか。
軽蔑したんじゃないの?気持ち悪いって、仲間内でそんなことするなよって、言いたかったんじゃないのか?
―――
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たぷさんのつむじ

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